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2015年03月22日00:46

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ミュージカル「AKB49〜恋愛禁止条例〜」SKE48単独公演

 さて、先週末は、中日劇場にて行われたミュージカル「AKB49」を観てきました。このミュージカルは昨年9月に48グループ全体から選ばれたメンバーによって演じられましたが、今回はSKEのメンバーだけで演じられています。


◆各メンバーの演技について

 ●古畑奈和

  主役の“浦川みのり/浦山実”を演じていますが、やはり彼女は元々女性っぽい顔立ちな上に、声も低くないので、男子にはちょっと見えませんでしたね。頑張ってはいたのですが。

  あと、セリフの声が宮澤佐江そっくりに聞える事が度々ありました。声質が似ているためなのか、演出家がそういう風に指導しているためなのかは分かりませんでしたが。

  歌はさすがに上手かったですね。

 ●宮前杏実

  ヒロインの“吉永寛子”を演じていましたが、役作りに苦労している感じでした。明るくて前向きなキャラということで、普段の彼女とそれなりに近いと思っていましたが、どうも少し照れがあるように見えました。普段の彼女はもっと気が強くてロックな感じなので、もしかしたら岡部愛の役をやらせてみた方が良かったかもしれません。

 ●高柳明音

  プライドが高く意地悪な先輩である“岡部愛”を演じていましたが、「意地悪さ」が足りないというか、あまり悪人には見えませんでした。もっと(底意地の悪さを感じるような)アクが強くてオーバーな演技でも良かったんじゃないかと思いました。

  改心した後(第二幕)の、仲間のために奔走したり、仲間を元気づけたりする演技は良かったんですけれどね(※1)。

 ●東李苑

  明るくて前向きな研究生の役でしたが、よく表現できていたと思います。普段の彼女は大人しい感じなので、ちょっと驚きました。個人的には彼女にヒロインの吉永寛子役をやらせてみた方が良かったんじゃないかと思いました。

 ●矢方美紀

  食いしん坊キャラ。彼女は芸達者な印象がありましたが、その印象通り、いい味を出していました。

 ●梅本まどか

  前回は内山命が演じていた研究生の役でしたが、ちょっと大人しめな演技だったかな。もうちょっとぶっ飛んだ感じで演じてもいい役だと思うので、少し残念でした。

 ●神門沙樹

  いくつかの役を演じていましたが、“田舎から劇場公演を見るために上京してきた女の子の役”の時に、彼女の出身地である島根の方言を全編に渡って使っていたのが、面白くて印象に残りました。あれはおいしい役でしたね(笑)。

 ●大場美奈&佐藤すみれ

  前回は松村香織と谷真理佳が演じた、いわゆるイロモノ系の役。この二人に出来るのか不安でしたが、違和感なく見事に演じていて、驚くと同時に感心しました。


◆全体についての感想

 全体的に練習時間が少なかったのか、ちょっと各々の役の掘り下げが浅いかな、と感じました。実際、メンバーのブログやtwitterを見ると練習時間は少なかったようで、そこは少し残念でしたね。

 逆に、良かったと思うのは歌。今回は歌の上手な子が集まっていたようで、歌が非常に安定していましたね。ミュージカルだから、やはりこれは大事ですよね。


◆「AKB49」のミュージカルについて

 今回改めて「AKB49」のミュージカルを観ましたが、なかなか良く出来たミュージカルだと感じました。舞台の経験がほとんど無いメンバーでも演じやすいですし、ストーリーも、ややベタですが盛り上がる展開なので、どんな子が演じてもそれなりに形になるんじゃないかと思います。

 言ってみればAKBグループの出し物として「鉄板」になりつつあるな、と。そんな印象を受けました。


◆余談

 今回の「AKB49」の千秋楽が終わった後、前回“岡部愛”を演じた須田亜香里が岡部愛の格好をしている画像を添付したモバメを送ってきて「忘れられていくのが怖い」というような事を書いていました。自分が“元祖岡部愛”だという自負があるのでしょう。須田亜香里らしいな、と思うと同時に、岡部愛のキャラともちょっとリンクしていて、面白いなと思ってみたり…^^。


※1…まあ、普段の彼女に近いからということもありますが。
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