自分の部屋で横になり、うつらうつらとしていて、ふと目をあけると自分の真上の天井に二つの染みがある。それは立体的であり、泥かな、しかしなんで天井に付いているのだと疑問に思った。
さらに、その染みはゆっくりと動いている。ナメクジかな、それにしては色が真っ黒じゃないか。
そいつはゆらりと体の半分を天井から引き剥がして垂らした。腹だけ赤い。山ヒルだ。
そのままポトンと私の顔のすぐそばに落下してきた。うわー、気持ち悪いと思ったがなぜだか体が動かない。
ヒルに張り付かれるのはいやだ。
しかし、そのときトカゲが出てきて、落ちたヒルをぱくりと食べた。次に落ちてきた二匹目のヒルも捕食した。
昆虫のように細長い足をもったトカゲだった。近場にはいない種類だな、沖縄でこんなの見たかな、などと考えていると、今度は蛇が出てきてトカゲを食べようとしたが、その蛇はウチの猫に食いつかれた。千切れた胴体がびくんびくんと動いている。
そこには布団が積んであったが血まみれになったじゃないか。
ああ、あと始末が面倒だなと思っていると、だれだかわからない女性が出てきて、掃除などしてくれた。
ここでやっと体が動くようになった。
というかいままで寝ていたのだ。
寝ていたその場での変な夢だった。
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