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2015年03月13日21:56

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シェフ・博士と彼女のセオリー・イミテーションゲーム観てきたよ

■シェフ 〜三ツ星フードトラック始めました〜
原題はTHR CHEF。本来は実力のあるシェフが、オーナーに逆らえず平凡な料理を有名ブロガーに出してしまい、こきおろされたことに切れて失職。ブロガー相手に荒ぶる姿をYou Tubeに投稿されて評判は地に落ちる。再起を誓ったシェフは、移動販売車でキューバサンドを売りながらアメリカを横断する……という話ですが、うーん、ロードムービーというのもちょっと違うんですよね。フードトラックに乗るまでに尺の半分を費やした上、移動販売を始めた後は特段の困難もなくお気楽極楽な旅路。もっとトラブれよ。最後にあっさりブロガーと和解するくだりは開いた口がふさがらない。美食家のくせにジャンクフードを絶賛するな! と残念な印象でした。とほほ。

■博士と彼女のセオリー
原題はThe Theory of Everything。若きスティーブン・ホーキンスと、最初の妻との出会いと別れを描いた話。二番目の妻もちょっと出てますが。期待に反して(勝手な言い方だよね)、宇宙論の話とかはまったくなし。ストーリーにサイエンス要素は全く無しです。ホーキンスの罹った病は宇宙兄弟のシャロンと同じALSなんですが、ALSについての説明もほとんど無し。いったんは余命宣告を受けたものの、奇跡的に進行が止まったということにも触れずに淡淡とストーリーが進みます。偉人の話には疑問を挟みにくいのですが、まああれだ、ぶっちゃけていうとさほど面白くは無かった。

■イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密
原題はThe Imitation Game。例のシャーロックことベネディクト・カンバーバッチがアラン・チューリングを演じてるんですが、ウィキペディアに張ってあったチューリングの銅像の顔写真、けっこう雰囲気がカンバーバッチに似ていました。アラン・チューリングは第二次大戦中にドイツ軍の暗号エニグマを解読した人で、チューリングマシンやチューリングテストといった概念を構築して、原題のコンピュータやAIの礎を築いた人です。少年期と第二次大戦期と大戦後を交互に並べる形でシナリオが進行していく形で、多少分かりにくいけど面白かった。チューリングのアスペルガーっぽい言動もなかなか良い感じだと思って観てたんですが、後半よい子ちゃんになってしまうのは、どうなのかなあ。実物はあんな丸くなったりしない、最後までとんがった人だったんじゃないかなあ。とはいえ、観て損はないですよ。


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