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2015年03月02日00:44

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トランプ

 公立中学は学年末テストが終わりましたが、3月の終業式まで授業が続きます。

 中2の数学はこの期間がちょうど確率になり、僕自身もすでに数回確率の導入部分の指導をしました。

 その中にトランプを使った問題、例えば「絵札を引く確率は?」とか「赤いカードを引く確率は?」とか「2枚引いて少なくとも1枚はスペードになる確率?」などがあります。

 驚くべきことですが、今回の中2に特に感じるのは、そもそもトランプのシステムが分かっておらず、まずはそれを説明しないと始まらない生徒が多いというこです。

 「ハートとダイヤが赤で…、それぞれ1から13まであって…11〜13は絵札と言って…」というふうに一通り説明してホワイトボードに書き出してからでないと、問題に取り掛かれないということです。

 そういう生徒達に聞いてみると、トランプをそもそもあまりやったことがなく、生徒によっては家にあるかも分からないという話でした。

 そういう時代と言えばそういう時代なのでしょうが、例えば我々の頃は祖父母の家に行ったり旅行中などは、特に遊ぶものもなかったのでトランプのようなアナログのゲームで遊ぶのが普通で、実際にはその中でちょっとした駆け引きとか、運とか、それこそ確率のようなものも自然に学んだはずなのです。

 数学の確率の問題だけであれば、授業でトランプのカード構成を教えれば済みますし、あるいは先生のクレームによりもうそろそろトランプの問題もなくなっていくのかもしれません。

 しかし、やはり子供のうちにやる人間同士のゲームには、それ以上に得るものを感じますし、最近の子の基礎力不足という問題は、そんなところにもありそうな気がするのです。

 とりあえず我が家では、最近「七ならべ」をかなり人為的に流行らせて、週末の夜になると親子で遊んでいます。

 もちろんすぐに飽きると思いますが、それでもそういうウェーブを時々作れば、何らかの役に立つのではと考えているのです。
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