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2015年02月26日17:06

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雨に咲く白い花

  雨に咲く白い花……などと書きはじめると、詩人になったような気分になります。

 寒波が去り、なんとなく温かさを感じる柔らかい雨がハクモクレンを濡らしていました。その雨も午後には上がりました。三寒四温……ひと雨ごとに暖かくなるころが来たことを実感します。それにしても種子島の春は極端に短いです。冬が去ったと感じたら、すぐ夏が来ます。

 関東から種子島に移住して19回目の春。ふと満州で小学校に上がり、昭和18年東京都府中市の小学校に転校、昭和20年千葉県の四街道小転校と、一カ所に永く留まっていなかったころの少年時代を思います。その後稲毛、船橋、札幌など転々と移り住んだ中で、19年といえば船橋の33年に次いで二番目に長く住みついていることになります。

 独り住まいだった義母と生活をするために来た種子島、その義母が95歳で天寿を全う、10年祭をするまでは種子島に留まり、その後のことはその時に考えることにしていたのですが、それがもう来年のことになりました。 

 「結局はここが終の棲家になるかもね」義母が生活をしていた部屋の縁側からハクモクレン眺めながら、この島に産まれ小学6年まで過ごしたカミさんと、最近こんな会話を交わしたことを思い出していました。
 ヒヨドリが来て、ハクモクレンの花びらを一枚落としました。


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