文庫になっていたのですな。自分は単行本で全部読んだのでわざわざ買いなおしたりしませんけど、文庫じゃなかったら手が伸びない、という人も結構いるわけですし、文庫になるぐらい売れてたということでもあってまずは重畳。
定期的にTRPG遊んでれば、遊ぶ上では「GMの負担を軽減して、譲り合ってみんなで楽しく」遊ぶのが結局は一番効率がいいのだ、というのは知ってるのですが、それはそれとして(理想論的な)限界というか実験というか、極限の自由度とか望んでも得られないような環境(※1)の中で何ができるのか、みたいなことは考えるわけでして、そのひとつの例示としての「RPFレッドドラゴン」は大変興味深い作品だと思います。
※1 言ったことをほぼ実現できるシステムとか、その煩雑な処理を代行してくれるスタッフとか、キャラ専用のBGMとかイラストとか声とかフィギュアとかジオラマとか、さらにいえばそういうものを用意しようとする環境全般のこと。
プレイヤーの一人である奈須きのこ氏がいみじくも"貴族のゲーム"とのたもうたような環境で、むしろ参加者にそれにふさわしい力量を求めるプレッシャーすらかかるような状況で何が起きるのか、普通のリプレイが建前として掲げる「そのゲームをいかに遊ぶかをユーザーに示す」部分をかなぐり捨てたレッドドラゴン、今度アニメやゲームにもなるそうですし、ちょっと手にとってみるのもいい(※2)んじゃないでしょうか。
※2 まぁ、誰が読んでも楽しいものになるかどうかはよくわかんないけど。
とかそんなことを考えつつカオスフレアのシナリオをちまちまと作っています。ちなみにガンダンサーは聖戦士にして「フォトンチャージ→Dパス再行動で差分いれて400ぐらいの達成値で一撃→プロパテール→行動値0のイニシアティブにズルヴァーンから再度フォトンチャージ入れて300ぐらいの達成値でLPふっ飛ばして終了」というのがいいのではないかと思った(※3)。
※3 カオスフレア知らない人には暗号ですなw
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