ジャックダニエル蒸留所

現在居るオークリッジは小さな町で、ほとんど何もないため週末を利用して、
同じテネシー州内のジャックダニエルの蒸留所に行ってきました。

現在の宿がここ↓ WestgGate Lodging で、
https://www.google.co.jp/maps/place/WestGate+Lodging/@35.9832075,-84.3384288,11z
リンチバーグにある蒸留所がこちら ↓ です。
https://www.google.co.jp/maps/place/Jack+Daniel's+Visitor+Center/@35.425448,-85.8796575,9z/
下道使った最短ルートで 152マイル、243km ほどあります。
・・・これを近くの観光地と呼んで良い物だろうか・・・

道中の様子は
http://bigbird.nucleng.kyoto-u.ac.jp/~akiyoshi/etc/201502-OakRidge/
の、150214_JackDaniel's 蒸留所-道中/ でご覧頂けます。
牛が放牧されてたり、ロールベール（巻き藁のでかいやつ）があったりと、全力で田舎です。
下道で片側一車線とかの道でも普通に 100km/h 位で走っているんで、そんなに時間はかからないですけどね。
何せ、レンタカー屋で出てきたのが巨大なクライスラーの車（未だに車種名を知らない）で、計算したら 8km/L 位しか走らない・・・1ガロン 2ドルぐらいで、63円/L ぐらいだから、まだ許せますが・・・

蒸留所には 15時前に付きましたが、同じ州内でも時差があり、
現地の時計では 14時前となっていました。ちょっと得した気分?

山崎などに行って蒸留所については概ね分かっているわけですが、
以下の点が特記事項でしょうか。

・醸造、蒸留、貯蔵所内部は撮影禁止（知らずに何枚か撮ってしまいましたが・・・）

・ガイドはかなり早口かつなまっているため、聞き取りはやや困難。
事前に知識を入れておいた部分については何言っているか分かる程度だった。

・ポットスティルではなく縦型の連続蒸留器? を使用している。

・さとうかえでの炭で蒸留後の原液を濾過する（テネシーウイスキーがテネシーウイスキーたる特徴）。一滴ずつ滴下させている。ジェントルマンジャックという製品はこの行程を二度繰り返している。

・ビジターセンターで濾過前後の原液の臭いをかげる。濾過前はかなり臭いのきつい焼酎という感じ。
ツアーの途中にも実際の濾過塔のフタをバタバタさせてにおいをお腹いっぱいかげる。
3ヶ月ぐらいの赤ちゃん抱いている夫婦が居て、ちょっとかわいそうだった
（が、そもそも醸造所に連れてくるなよと・・・）

・コーンと大麦、ライ麦から醸造させる醸造槽の中は、コーンが多いためかかなりオレンジがかった黄色い粥という感じ。

・蒸留後のスピリットを取り入れる部分に鍵がかかっているのは日本と同じ、税金のため。

・オーク樽を自前で作っており、内側をこがした新樽しか使わない。大きさも全て同じ。
色々な材質、大きさ、経歴の樽を使用する山崎とは大きく異なる。
熟成させる貯蔵所の場所で熟成過程は異なるようである。


・ドライステートと言うことで飲酒できないはずだが、現在は試飲のツアーも存在する。
$10 必要で、早い時間に売り切れになる。
今回は一人で車で行くため、最初から考慮の対象外。

・ボトルショップで買うよりその辺の酒屋で買った方が安く、さらに日本でネットで探した方が安い。
Holday Selection と Master Distiller 2, 3 あたりが日本ではやや入手困難か。

・ボトルに名前入れをしてくれる（有料、値段は忘れた）。


という感じです。蒸留所の写真は、上述の URL から 150214_JackDaniel's 蒸留所/ です。


一応、お土産に Jack Daniel's Single Barrel Holiday Selection 2014
を入手しました。
http://www.jackdaniels.com/whiskey/2014-holiday-select
クリスマスに作るバレルツリーの樽から作っているはずです。
http://www.jackdaniels.com/history/holiday-barrel-tree
# それにしても一樽ごとに内容が違うはずだが・・・

その辺の酒屋で普通のシングルバレルも入手、あと小瓶のジェントルマンジャックも買ってこちらで飲んでいますが・・・んー、スコッチかジャパニーズの方がやっぱり好みだわ(^^;
濾過して熟成させてもやはり芋焼酎みたいな臭いがするんだよなぁ・・・
（そう、事前にほとんど飲んだことがなかったのでした）

# アイリッシュ、カナディアンも余り好みではなく、アイレイが一番好き