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2015年02月17日00:42

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雪、雪て 【SIN】↑(ゆきゆきて しん グン!)

-前回の日記:【寝坊しなければ MI☆TA☆KE!(´∀`)b】より続き-

武蔵御嶽神社の参拝も終わり、神社(山頂)からの素晴らしい景色に大満足♪
天気も良く、冷たい風は吹くものの、その陽気のおかげでさしたる寒さはナイ。
これで今回の旅は終了…とするには少し時間が早いな?と思う。
さてさて、これからどうするか!?
先ほどの駒鳥売店に戻って食事するほど空腹ではナイしなぁ…

そう思いながらも、境内にあった周辺図を見る。
そこには『七代の滝』、『ロックガーデン』、『綾広の滝』等の名所が書いてあった。

このまま下山し、奥多摩の温泉に行く計画も頭の片隅にあったにはあったが、
駒鳥売店のスグ下にあるお宿【山香荘】で日帰り入浴が出来ると知り、
お風呂は御岳山で戴くとスデに心の中で決めていた。
しかし、それにしても時間がまだ早すぎるのだ(・ω・`*)

『チラっと行ってみっかぁ…(´・∀・`)』

その選択が、マサカのアドベンチャーになるとは思いもよらないオイラでした。



武蔵御嶽神社わきより【近道】とされる道がある。
何の疑いもなく下っていったが、途中・途中で『どれが道?(ºㅂº)』な雰囲気になる。
けど、この時点では疲労感も(絶望感もw)無く、ちょっとした冒険気分を楽しんでいた。
驕り昂ぶったその気持ちは、案内図の縮尺など目に留まろうはずもなく…
ただ奥へ奥へと、いたずらに歩を進めるのであった…(´ヘ`;)


それなりに整備された道だったかと思えば、突如として見失ってしまったり。
かたや岩肌、かたや斜面の、アイスリンクのような氷結回廊を進んだり…
これで冒険心をくすぐられない『男の子』はいないだろう。
無論、オイラもワクワク感全開で進んでしまう。(※この時点で一回、転んでいるけどね)

滝そのものをあまり目にした事が無いオイラ。
けど、漠然と《山中にある滝》が神秘的に思え、どうしても見たくてたまらない。
しかもそんな滝が2つもあるのだ。絶対に見てみたい!(。・`ω´・。)
気付くと周りは雪だらけ、足元も当然のことながら雪道だ。
が、耳を澄ませば水が流れ落ちる音が聴こえる…あと少しだ!と心が逸る。

暫く歩いて行くと、思っていたより随分と こじんまりとした滝が現れた。
《七代の滝》と呼ばれる、山中の滝だ。
が、凍りついているせいか、およそ《迫力》とはかけ離れている(;´▽`A``
けど、スデにその場には3人の男性がいて、熱心に滝を撮影していた。
『う〜ん…長居する必要も無いかなぁ…(´・∀・`)』と思いつつ、
滝から流れゆく水に手をつけ、その冷たさを確認した後、次の滝へと進んだ。


七代の滝の脇にある鉄製の階段。
完全に雪と氷の板と化している踏み板を、手すりに掴まり慎重に昇っていく。
スニーカー履きで雪・氷の道を進んできた疲労感?普段の不摂生?
それとも神様からの天罰(SIN)か!?Σ(´∀`;)
何だか妙に疲れやすくて、踊り場で少し肩で息を吸って休んだ。

御岳山は標高929mの山だけど、多少はそれが影響しているのかな?
防寒着を着込んでいるのが逆に身体を圧迫しているのかもしれない、と思い
少しだけ服をパタパタとして空気の循環をさせた。

階段を昇りきると今度は下り。そしてまた昇り…
ロックガーデンと呼ばれる川沿いを《綾広の滝》へと進む。
この川沿いには巨岩・奇岩が左右から迫っていてナカナカの迫力!
そしてここはまさに銀世界だった。
人も今まで以上に少なくて、余計に寂しさを感じてしまう。
途中、引き返してきた(?)と思われるオジチャンに先の様子を尋ねると
『まだ(滝まで)暫くあるよ』との事。む〜…まだまだ先なのか(´ヘ`;)

何回か足を滑らせながらも何とか《綾広の滝》に着いた。
ここもまたとても地味な感じの滝。何でも滝行に利用される滝とのこと。
こんな季節で無ければ今までの行程も、これら滝も絶景なのかな(´・∀・`)

何だか少し拍子抜けした感じもしつつ、
神社方面へと向かう山道に出るべく、急坂を上がって…いけなかった…っ

とても勾配が急で、
しかも氷のようなその坂は全くスニーカーでの踏み込みが出来ないのだ。
数m進んでは滑り落ち…また、数m進んでは滑り落ちを繰り返す。
数回目のトライ時には壁面の岩にしがみつくような状態で【坂】をよじ登る。
このトライで失敗したら元の道を戻る覚悟だったけど、何とか登り切る事に成功。
岩にしがみつき、時には四つんばいになり…
本当に坂を登り切った時には一番の達成感を感じてしまった(;´Д`A
そこから見た風景は素晴らしく、遠くまで続く山並みに広大な自然を再認識した。

『さ、帰ろう…(-ω-`)』

今までの行程、そして先ほどの急坂で完全に体力を消耗してしまったオイラ。
少し休んでもあまり体力が回復しているとは思えない。
もしかしてコレって軽い【ハンガーノック状態】なのではなかろうか…( ̄ェ ̄;)

さらに陽があたっている山道は文字通り《泥道》で、靴に泥がこびりつく。
歩くたびに足が重くなっていき、時々、泥を落とさないと歩くのもキツイ状態だった。


いつまでも続くような泥道が やがて見覚えのある道に変わる。
最早、風景を見るような余裕もなく、ただただ早く駒鳥売店での食事を考えていた。
朝に訪れた時とは違う、泥や雪で汚れまくった姿のオイラを見て、
売店のオバチャンも労ってくれる。何だか”ものスゴク”照れくさい感じ(;´▽`A``
しかも祠での祭事に売店の人がいたようで『先ほどはどうも(^^;)』と言われる…
何だか、これまたバツが悪くてとても複雑な心境になった。

ともかく、これでようやく朝には食べれなかった【カツ丼】にありつける♪
これだけを楽しみに最後は歩いていたようなモンだ(*´д`*)

少し時間が掛かると言われるも、そんな些細な事は全く問題なし!
食べれるのならいくらでも待つ気持ちだった。
そして、そんな事を思いながらもついウトウトしちゃうくらい疲労もしていた。

やがて訪れる幸福の時♪
配膳されたカツ丼は、器からハミ出さんばかりの大ぶりなカツが乗っていて、
青海苔もタップリふりかけられている。この立ち上る香りはソソられる(*´ー`)b
もう本当に耐えられずガっつくように食べる。味は言う事なしの最高のカツ丼だ。
ようやく窓辺からの風景にも目をやる余裕も出た。


駒鳥売店でお茶を飲みながら、ようやく元気が出てきた。
さて…あとは最後のお楽しみ【山香荘での日帰り入浴】だ♪ ワ-ヽ(*´Д`*)ノ-イ!!!!
タオルの貸し出し付きなので、身一つで行けるのがイイね。

古代檜のお風呂でスッカリ疲れと汚れを落とし、今日1日の事を思う。

暗くなる前に帰りたかったので窓から見える陽の落ち具合を気にしながら…
だったけど、許す限り、この素敵なお風呂に浸かっていたい気分だった(*´(エ)`*)

この山香荘は、実は作家:浅田次郎氏のお母様の実家との事でソレも驚き。
次回は宿泊するのも良いかなと考えつつ、初めての御岳山から帰宅したのでした…。
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