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2015年02月13日10:22

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チョコレートのテイスティング:ヴァローナ、カカオバリー

本当においしいチョコレートって何か?
ゴディバだとかどっかのパティエのチョコとか。。。
まあ、もちろん、おいしいんだろうけど、そういうのチョコレートラバーズにはいつも食べてられない。で、 製菓用のクーベルチュールがおすすめ。

チョコレート、日本のは、何かマズイ。
なぜか。チョコレートはいろんな基準があって、本来ならカカオ由来の材料で作らなければならないんだけど、日本のチョコは、別の油が混ぜてあるのだ。でも、コレに慣れてしまえば、分からないのかもしれないけど、比べてみると分かってしまう。。。

で、
この基準に沿った、製菓材料がクーベルチュール。
ペレットという形のものを選ぶと、ちょうど、一口サイズで食べ易い。
製菓材料なので、価格もリーズナブル。
成城石井では300g 700円弱で売っている。
何よりも、ピュア。
味は、もちろん、日本のメーカーのと比較にならない。高級ケーキ屋さんは、コレを溶かして形を作って売ってるだけで、1個、何百円にもなる。
でもむしろ、変な形をしてるより、ペレットそのままの方が小さくて食べ易い。薄い、ちょうど、リンツのTHINみたいな食感も楽しめる。
ちなみに、このよくある大きさのペレットは、測ってみると、1個2g
まあ、許せるでしょ。

ちなみに、普通の板チョコは、40--60g位なので、300gというのは板チョコ数枚分になる。


で、ココで、おタクの虫が浮上してくる。
クーベルチュール、製菓材料店に行くと、いろんな産地のものがある。
例えば自由が丘クオカでは店内に冷蔵コーナーがあって、そこにズラリと並んでる。
この、味の違い、知りたい。。。
高級店のチョコレートも、もとはこういうのを溶かして、混ぜ物を入れて固めたもの。
例えば、ゴディバはベルギーのカレボー社のを使っていると言われ、エコール クリオロはヴァローナ社のを使っているそうだ。

いろんな産地。
いろんなブレンド(メーカーの)
よく、コーヒーやワインの通の方がいらっしゃるけど、
正直、私にはチョコレートの方がおいしい。

それと、クーベルチュールなら、
世界最高級の味が、めちゃくちゃお手頃値段。


クオカのホームページには、こういうのがある。
99種類のチョコレート案内


http://www.cuoca.com/library/event/special/valentine/99chocolate/?ref=top_fu2_150123


日常的に食べる分には、
ミルクが好き。(ビターは後口が甘くて、胃に重い)
99種類のうち、ミルクだけでも20種類ある。
ミルクっていうのは、カカオが50%以下なんだけどね。

よーし。コレ、少しずつ、大人買いして、
味比べしてやろーじゃないの。。。っと。


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フランス、ヴァローナの
http://www.cuoca.com/item/014069.html


VALRHONAミルクフェーブグアナララクテ

フランス・ヴァローナ社のクーベルチュールチョコレート。
グラン・クリュ・マリアージュシリーズ (☆)
一般の甘さを抑えたミルクチョコレートよりさらに糖分を抑えた商品で、まろやかなクリームとカカオの香り、そして天然のバニラが効いた優雅で洗練された風味が特徴です。
砂糖の甘さを控えることにより、カカオ豆本来の風味がさらに際立っています。

お茶やスパイスなどで香り付けしたガナッシュなど、風味の強い素材と合わせたお菓子にもおすすめです。
むらなく早く溶けるよう工夫されたフェーブ形で、この手軽さは一度使用すると手放せません。

■カカオ分:41%

☆「グラン・クリュ・マリアージュ」シリーズは、ヴァローナがセレクトした良質カカオによる、ブレンド・クーベルチュール・シリーズ。
ヴァローナ社の高度なブレンド技術により、繊細で複雑なアロマと味わいをお楽しみいただけます。



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ミルクフェーブグアナララクテ  レポート


なるほど、優しい味。
ナッツのような香りがある。ミルクなのに、甘ったるく無い。
(99種類中、グアナララクテが一番、甘みのポイントが低かった)
ただ、カカオ風味は成城石井の方が高い気がする。
成城石井のは カカオ38%
こっちは41%
なのに不思議。

でも
さすが、甘みが少ないのが良い。


ただ、チョコレートらしさという意味では、
もしかしてグアナララクテじゃなく、
成城石井だったかも。
グアナララクテは、繊細で、複雑な味。
ヘーゼルナッツのようなアロマ。

確かに、甘みが少ない。とは言っても、チョコレートの味としてのバランスをきれいに保っていて、後口が甘ったるく無い程度。
ビターでは甘く無いものも多いけど、
ミルクでこんなに甘みが浅いのは少ないというより、無いだろう。
おそらく、パティシエはコレに甘い材料を組み合わせるのだろう。
後口がさわやかで、非常に良い。
うっかりすると、いくつでも食べてしまいそうだ。危険。

200gで1296円


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CACAOBARRYピュルテミルク(アルンガ)
200g 900円位。

このカカオバリーは、世界最大のカレボー社に合併されたそうだけど、ゴディバのは、ここのを使っている。ざっと見ると、ヴァローナよりも、若干、値段は低め。


CACAOBARRYピュルテミルク(アルンガ)200gの商品説明
世界最大のチョコレートメーカーであるバリー・カレボーグループの中核を担うブランド・カカオバリー社のクーベルチュールチョコレート。豆本来の豊かな香りを最大限に引き出したピュルテシリーズ。味わいのしっかりしたミルクチョコレート。甘さ控えめで、力強いカカオと優しいミルクの風味を感じさせます。

■カカオ分:41% 
クオカスタッフのおすすめポイント
ナッツのようなふわっとした香りのするミルクチョコレート。スイートチョコレートのように強いカカオ感とミルクの濃厚な味わいはほかのミルクチョコレートにはない個性です。生クリームとの相性がよく、ムース、ガナッシュ・生チョコなどにオススメです!


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レポート


ヴァローナのグアナラクテと比べると、その違いが大きく分かる。
同じ41%でミルクと言っても、こんなに違うのか。。

こちらも甘みとしては、ミルクの中では最も小さい。特殊なレシピのグアナラクテよりも低いグレードになってる。
まず、素人的に大きく違うのは、ペレットの形。
ヴァローナのはかなり大きなタブレットのような形になっているが、こちらは、ペレット。だけどよくある1センチ位のペレットよりも一回り小さい、1センチのが測ると2gということは、これは1gだろうか。その分、舌の上で、はらりと溶けたり、砕けたりする食感が良い。この形だけで、食べて楽しむ派には、カカオバリーの方が良い。


さて、肝心の味。
ヴァローナのグアナラクテと同じ41%でミルク
だけど、こちらの方が、カカオの香りが強い。
最初、口に入れると、豆の香りがぬける。
そのあと、ミルク、そしてカカオ。
ヴァローナの方は、優しいカカオの香りだけど、こっちは、強いカカオが控えめに押してくる感じ。
チョコレートやココアは、やさしい味としても取れるけど、
刺激的な味としても解釈できる。
グアナラクテのカカオの解釈は前者で、アルンガは後者かな。

ミルクの成分が広がるんだけど、このミルクへの解釈も違う感じ。
グアナラクテは、ミルクというか、カカオの豆乳のような柔らかさ。
アルンガの方は、カカオの響きに伴奏するような存在。


カカオ41% はミルクとしても最も高い。
よく売っているミルクチョコレートはおそらく35%位だろう。
マカデミアナッツなんかのは、もっと低いかもしれない。


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成城石井のクーベルチュール


https://www.seijoishii.com/sp/d/71324

成城石井 クーベルチュール スペリオール カカオ分38% 300g
3種類の産地別カカオ豆を使用しカカオの風味を持たせたバランスの良いミルクチョコレート。そのまま食べても、生チョコなどにもお奨めです。
商品情報
3種類の産地別カカオ豆を使用しカカオの風味を持たせたバランスの良いミルクチョコレート。そのまま食べても、生チョコなどにもお奨めです。

●名称:チョコレート
●原材料名:砂糖、ココアバター、全粉乳、カカオマス、バニラ、乳化剤、(原材料の一部に大豆を含む)
●内容量:300g
●保存方法:直射日光、高温多湿を避け、涼しい所で保存
●製造者:株式会社成城石井



調べると、

クーベルチュール スペリオール
は、大東カカオのブランド

http://www.daitocacao.com/l4_h.html

同じ38%のラクテがある。

なるほど、コレはチョコレートとしてのバランスが取れていて、
非常においしい。値段も安い。
成城石井ではこれが、300g 600円ちょっと。
日本の板チョコと、そう、変わらない。
欲を言えば、もう、僅かに、カカオが高ければよかった。。。45%位に。
でも、次のフォンセは55%
気に入らなかったら300gも食べられないなあ。。




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ちなみに、
クーベルチュールチョコレートには3種類ある。

カカオマスを含まないホワイトチョコレート
カカオマスが40〜60%のチョコレート:50%位のをスイート。それより高いのをビター
で、これに乳脂肪などを入れたのが、ミルクチョコレート。
ミルクチョコレートは概ね、40%位まで。


で、個人的に、楽しめるのはこの40--50%辺り。
たくさん食べちゃいたいヒトなので。。。
少量を時々食べたい人には、もっとカカオのパーセンテージの高いものの方が良いかもしれない。きっと、ワインにも合いそう。
うーん。もっと小さい量で売ってれば良いのになあ。ミルクチョコレートだったら、200g位ペロリ(だめだめ)だけど、ダークは無理。

それにしても、チョコレート、おいしい。
面白い。


ワインやコーヒーなんかは、通でなければ、どれが高いか、おいしいか、
差が分からないかもしれない。だけどチョコレートは結構、一目瞭然。
ヴァローナとカカオバリーの値段の差は価値の差として分からないけど、
よくある日本の板チョコが論外の物であるのが分かる。


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で、バレンタインにおすすめ:
こういうクーベルチュールチョコレートを、小さくパッケージングして、
義理チョコに。
手軽で安上がり。
いろんな味をミックスしても面白い。
カカオ80%のものなんて、食べたことが無い人もいるだろう。たくさん貰っても大変だけど、話のタネに少量なら、良いかもしれない。

トリュフなどに加工しても良いが、こうした本物のチョコレートを、純粋に味わうのも良い。むしろ私はそっちの方が好き。



http://www.cuoca.com/library/event/special/valentine/99chocolate/?ref=top_fu2_150123







■1粒1750円! 高級チョコは、なぜ高いのか 違いはカカオ?パッケージ? ちょっと驚くその理由
(ウィズニュース - 02月13日 09:50)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=220&from=diary&id=3271820
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