久しぶりに政治ネタでも食べ物ネタでもなく、
強いて言えばサイエンスネタになるでしょうか、
今ある技術の延長線、
多くの技術革新が必要不可欠ですが、
二足で歩行し、人と共に行動のできるロボット、
それが実際家庭に入るとすれば、どうなるのか、
ウチの狭い視線ですが考えてみました、
考える視点は動力源です、
この日記は人間がもし電力で動くとすれば、
どれほどの消費電力になるのか、を求めようとしている、
そんな感じの日記です、
鉄腕アトムのように原子力と言ったぶっ飛んだ設定は割愛します、
そして人と同じように食物からエネルギーを得る、と言うのも、
技術革新のレベルが高すぎて、想定する数字すら出てこないので割愛します、
そしてロボットの運動能力は人と同様とします、
多くの作品で描かれている人の運動能力を超越したロボットは、
そこまでの能力を得た場合、求められる数字が存在しないので、
本当はやってみたいんですが割愛です、
まず最初に人間の運動能力を基本的な数字にしましょう、
人間の脳に当たる部分、ここではプロセッサと称しますが、
ざっくりとした数字にするため、
エアロバイクで人がこぎ続けられる運動強度、
仮に120wとしますが、その電力で肉体に当たる動力部と、
脳に当たるプロセッサ部が稼働できるとしましょう、
稼働時間は24時間とすれば、2880whとなり、2.88Kwhになります、
1000wのドライヤーを3時間近く動かせる電力ですから、
結構な消費電力になりますね、
もう一方の方法でも計算してみましょう、
成人男性の一日の摂取カロリーから消費電力を出してみましょう、
摂取するカロリーは熱量ですから、J(ジュール)に変換できます、
成人男性の摂取カロリーは2500kcalとしましょう、
細かい計算は省略しますが(間違えてたら指摘してください)
10460Kw/秒、となり、Kwhに直すと、
約2.9Kwhになります、
おぉ!運動量から出した数字と、
摂取カロリーから出した数字がここまで近接しているとは!
2.9Kwhが電力でロボットを一日稼働させるため必要な電力となります、
ロボットが仮にコンセントに刺さって、
いや、電力ケーブルをつないで充電するとすれば、
蓄電池、バッテリーが必要で、充電するのですが、
超電導でもなければ、充電した電力=バッテリーから取り出せる電力、とはなりません、
充電放電で必ずロスが発生しますから、充電電力>放電電力になり、
仮にその比率を、充電電力1.4:放電電力1.0、としましょう、
2.9Kwhのバッテリー容量に対して、1.4倍の電力を入力するのですから、
4.06、ややこしいので4Kwhとしましょう、
1kwの入力で充電したとして、空っぽの状態から満充電まで4時間かかります、
人が寝ている就寝時間などに充電するなら、問題のない充電時間ですね、
電気代を計算してみましょう、
商用電源や深夜料金などがあり、さらに太陽光発電の売電価格もあり、
基本とする数字が難しいのですが、1kwhで30円としましょう、
そうすれば、4kwhですから、一日の電気代は120円となります、
その程度の電力消費であれば、一か月30日稼働したとしても、
電気代は3600円にしかなりません、
お手伝いさんを雇う金額としては、とてもリーズナブルと言えます、
さて現実的にロボットが家庭に入るには、
人と同じように動けるというのが求められますが、
それは人と同様の柔軟性と対応能力が求められます、
さらに家庭に入るなら、人とのインターフェイスは会話ベースになりますので、
高度な言語能力と、曖昧な人の発言を理解できるだけの語学力と理解力が必要です、
その為には現代のハイエンドPCなどめじゃない性能が求められるはずですが、
そのプロセッサの消費電力が、120w以内に収まるなど、
どれほど乗り越えねばならないハードルがあるのか想像を超えています、
さらには人と暮らして危険のない動力部、つまりは腕や足ですが、
起動力の強いモーターベースの腕や足では、
もしもの接触の際、人がけがをする可能性が高く、
家庭に入れるには厳しいでしょう、
しかもそれだけ複雑な構造であっても、
メンテナンスは必要ですが、ある程度の期間はメンテナンスフリーで、
稼働できるだけの信頼性が不可欠です、
もし家庭に入れることの出来るレベルのロボットを、
1年くらいの間、メンテナンスもなしに稼働させ続けられる信頼性と工業力、
アメリカの場合先進的な動きもあるのですが、
すぐ訴訟騒ぎになって、潰されたり潰したりしていて、
ロボットの産業が軌道に乗るには、
まず訴訟合戦に歯止めをかけねばアメリカでは難しいでしょう、
数多のマンガで描かれ、多くのアニメにも登場し、
なによりも技術の発展に、ポジティブな思考の多い日本、
できるなら、その未来は日本が切り開いてほしい、
アニメやマンガの延長線ではなく、
21世紀の新たな家電として、
(もしくは家電を超えた電気製品として)
技術者にはブレークスルーして欲しい限りですよ。
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