雨の中植え替え作業
時期的には少し早めですが夏に咲く鷺草(サギソウ)の植え替え
昨年、花が終わった時期に捨て値で売っていた園芸種
原種は生息地の開発や盗掘により絶滅危惧種となっている
ただ繁殖力が旺盛でもあり花の時期には店頭に並ぶ普通に目にする野生ラン
植え替えは芽が出る前のこの時期からお彼岸までが適期
以前よりこれを植えるために穴を広げ形を整えていた花崗岩の軽石鉢
水抜き穴に同材の軽石の欠片を置き、鉢の内側にダンボールを刻んだものを貼り付け、底に軽石の粒、その上に2センチほど桐生砂を敷きつめる
その上に水に浸けて軽く絞った水苔を軽く敷き球根を並べ更に水苔で押さえる
球根はベントールに1時間くらい浸して消毒
4芽出ていたものが増えたのか球根を掘り出すと10球になっていた
予想外の多さに鉢の小さ過ぎはいなめないが仕方なく最大限大きく彫り込んだ軽石にならべ更に山砂を1センチ、鹿沼土、割り石粒、赤玉小粒の配合用土を化粧用に散りばめる
水栽培がいいかなと液肥対応するので元肥は入れないで完成
乾きが早いようなら上に這苔などで覆うのもよいかと思う
ついでのセッコクの鉢も隙間がなくなってきたこともあり羽蝶蘭を別に植えようと球根探し
少し小さくなった球根を無事に掘り出し、せっかくなので軽石鉢の内側を大きく広げようとノミを入れる
ガリガリと削れていく
調子にのって大きく割り込もうとすると
「バキッ!!!!!!」
やってしまいました
ヒビが入ってしまったからそこで終了
生えている状態のまま古い用土を入れ替えて植え替え終了
割れたところを陶器用の接着剤でそのうち補修しないと
鷺草の自生地の写真
ダンボール栽培の参考写真
そして今回の完成形の写真
来週から世界の蘭展です
鷺草はハベナリア属に入っており朱鷺色やピンクの鷺草もシベリアに自生しています
世界は広いな
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