マイミクさんから日本酒をいただいたので飲んでみました、
銘柄は加藤酒造店さんの開拓の「拓」一文字でひらく、と読む銘柄で、
特定名称酒としては「純米酒」になります、
この造り酒屋さんのこだわりは、
なんと言っても田んぼへのこだわりでしょう、
無農薬、減化学肥料、有機栽培に拘った栽培で、
その田んぼで出来た米のみを使い醸されたお酒です、
材料に拘り、つくりに拘れば、
行く先は畑や田んぼに拘る事になります、
それを真っ直ぐに突き進んだ銘柄ともいえます、
御託はさておき飲んでみましょう、
やや辛いのか?度数何度だったっけ?
18度くらいかな?
苦味渋みはほとんど無いな、
いろいろ頭に思い浮かべながら飲んでみましたが、
実際の度数は15度で、実度数より高く感じた銘柄は珍しいです、
のど越しの段階でほんのわずかな渋みと苦味を感じます、
渋み苦味は後には残らず、
さらっと掻き消えてしまうような苦味と渋みです、
何度か飲んでみると思うのが、
この銘柄、辛いんじゃなくて、濃いのか?
感覚的に言えばカルビーのポテチ、コンソメパンチが、
2倍の濃さになったとしましょう、
食べてみると、味が濃くなった、とは感じず、
辛くなったと評価をされた、と言えばよいでしょうか、
そんな印象を持つ銘柄です、
続いて燗をつけてみました、
温度はおよそ45度弱、ぬる燗程度です、
冷で飲んだ時と印象が、がらりと変わります、
まず甘さが先に来て、米のうまみが続いてやってきます、
渋み、苦味はどこかに行ってしまった様に消えて、
ウチにとっては王道と言っていい日本酒の風合いです、
燗上がりする銘柄はいくつも出会いましたが、
燗をつけることで、ここまで豹変する銘柄は初めてです、
最初に燗をつけて飲んでいれば、
辛いのか?と言う印象は出てこなかったと思います、
冷で飲んだ時、燗をつけた時の味を想像するのですが、
その想像を超えていると思います、
ウチ個人の主観で断定するなら、
「拓」と言う銘柄、お燗専用、と言い切りましょう、
燗をつけねば、もったいない銘柄です、
あ、そういえば燗冷ましするの忘れてました、
また残りはあるので次回は燗冷ましも試してみようと思います、
「拓」を贈っていただいたマイミクさんへ、
インパクトと意外性の満ち満ちた銘柄を贈っていただき、
ありがとうございます、感謝いたします。
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