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2015年01月18日11:24

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夜汽車は南へ

只今6℃の上海
晴れてはいますが
雲多し

昨日は 午後から
会社に 残務処理

その後 
以心伝心な メールのやりとりがあり
音楽仲間の 長老NO2の
同じ穴のミムラさんと
落合い 呑む

いやーー 呑み過ぎました



ところで 金曜日のことです

金曜日
午後6時01分
いつもの安徽省の工場のある町の
最寄駅

その日 始めてお会いし
1日 仕事をご一緒した
お客さんと
上海に戻るべく
新幹線に 乗りこむ

お客さんは 女性で
何度か中国には出張で来られているばかりか
学生時代は
北京に1年 上海に半年
留学もされた経験をお持ちで
小柄な 美人でまだお若い


同じ車両だったけど
隣同士の席が取れず

おいらは 3人掛けの真ん中
お客さんは
ひとつななめ後方の 2人掛けの席の
通路側

荷物を上の棚に上げ
寒さから 解放された車内で
一息ついていると

「どうも○○ですが
お世話様です・・・」 と

おいらのすぐ 後ろの席から
日本語が・・・


すでに おいらたちが乗り込む前から
乗車されていた
男性の声が

珍しいなあ・・
この駅の前から 乗り込んでいる
日本人がいること自体 珍しいばかりか
こんな近い席に
偶然 乗り合わすなんて・・・と


南京 や 常州 無錫 蘇州の
駅などからは
日本人が乗り込んでくることも
あるけども

この 安徽省の駅よりも
前の駅から なんて
あんまりないのです


声を聞く限りは
まだ若く
仕事のやり取りと思われる 随分
立て込んだ 長話を・・・


日本では 
車内での通話は 御法度で
デッキでとしたものだが
ここ中国では 車両の中で
あちこちで 大声で
電話をしてるなんて 日常の風景なのです

ほどなくすると
睡魔が・・・で
おいらは ウトウトと
眠りに・・・

暖房のない工場での 
打ち合わせや、 やり取り
始めて お会いする
お客さん・・・・
それなりに疲れていたんだろうか
結構に 眠ってしまったようだ

上海虹橋駅に 着き
「お疲れ様でしたね・・」と 声をかけ
二人でホームを歩いていると
女性のお客さんが

「日本人の方 隣に いましたね・・」と

「そうそう 珍しいんです
  あの駅の前から乗っている日本の方って・・」と

答えると


「ずっと お電話されてたんですけど 凄いんですよ・・」

と、

「そうそう でも
僕 途中で寝てしまって・ ・何が凄かったんです?」

「ずっと 仕事の電話のあと・・
      また 電話があって」






「 お子さんが生まれたんですって・・・」


「本当は 昨日 日本に戻るはずが
  トラブルで 出張を1日延ばし 
立ち会えなかったって」


いや・・
異国で 偶然 隣合わせた
企業戦士の


おめでたい 電話に
遭遇された

お客さん


「なんか 凄いですよね・・・」 と


人生は ドラマ

そして

列車は それぞれの
人生を乗せて走っているんだなあ・・・と

風景の見える歌詞といえば
この方、おいらも大好きでリスぺクトしている
伊勢正三さんの 風の 頃の唄で

「夜汽車は南へ」

その歌詞の一節


走りゆく列車の網棚に置かれた
誰にも馴染みの 菓子箱がひとつ揺れてる
その帰りを待つ人々たち
そして帰ってゆく人〜

そんな唄を 思い出していました

夜汽車は いいよね ロマンがある

思わず

歌ってました


♪ 夜汽車よ今夜もありがとう〜

ん?

それを言うなら


夜霧やん

と、すぐに
頭を よぎりましたがな






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