mixiユーザー(id:5544712)

2015年01月12日23:05

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ハフポストといえ、やはりインド人編集長だな。

断っておくが、僕はインドファン。あまりインドの悪口は言いたくない。
しかしこの記事には非常に違和感を感じる。

最近のインド記事で多いのはコルカタの日本人女性に対するレイプ事件。
日本語を話すインド人は信用するなとの論点が多い。そのとおり、同感である。
でもそれでは不十分でしょ。女性だけでなく男性にとっても同じ。また、観光だけでなくビジネスの面でも同じでしょう。
というか、インド人と付き合う時、何か日本人は根本的に考え方が間違っている。

・インドは親日国
・インドは民主主義国家
こんな日本人の常識がある限り、レイプ問題だけ気をつけろと言っても無理ですよ。

インドが親日:大多数のインド人は日本と韓国と中国の区別なんかつかない。
僕らが東欧とか中央アジアの国々の違いを知らないのと同じ。
チェンナイなんか、多分、日本人は韓国人の一部と思っているのでは。
東アジアに詳しいインド人がいたとしたら、その方は東アジア=中国と思っているのでは。
4000年間、仲良くしたり喧嘩したりの間柄。現在も顔を合わすと抱き合い蹴りあっている関係。

この編集長はケララ出身とか。それならヒンズー、ムスリムあるいはキリスト教?それはわからない。
しかし発言は徹底して日本人向けリップサービスに徹したインド人である。
悪意は感じられない。心底、おもてなしの精神である。

曰く「民主主義のために自由な報道を」。そんな事を信じているインド人なんて見た事は無い。
インド人はインド人、インドの歴史にどっぷりと浸かった方々ばかりである。
ただ、西欧信奉の日本人向けに発言しているだけである。
(誤解無きように、悪いと言ってるのではない。
 インド人だからと言ってるだけである。西欧流民主主義など彼等は信じていない。)
そのインド人が民主主義と自由を主張する。そこには何らの悪意もない。
あるのは顧客に対するサービス精神だけである。

また曰く「和食がインドに溶け込んでいる」これはちょっとリップサービスが極端すぎる発言。
説明など要らないだろう。

ある日、親日家の経営者に食事に誘われた。5スターホテルの海鮮料理である。
エビが旨いと薦められた。喜んでいただいた。ニコニコして「美味しいでしょう」と言われる。
それはもう、たくさんいただいた。
でも本当は不味いエビ。こっちもリップサービス、相手の顔を潰す事は出来ない。
その親日家は味がわからない? そんな事は無い、彼は生粋のベジタリアンなだけである。

でもビジネスの場では彼といつも衝突する。こちらは日本の顧客の代弁者である。
顧客の利益のためには顧客の論理を押し通す。それが損得の問題の時はお互いに妥協すれば良い。
でも損得抜きで価値観で対立する場合がある。この時、彼は親日家で無くヒンディ至上主義者に見える。
そんなものだろう、彼には彼の立場がある。それをお互いにわかりあって付き合うしかない。

レイプ事件だけではない。日本語を喋る、善意の親日家インド人との付き合いが一番危ない。
悪いのは、相手を直ぐに信じてしまう日本人側の問題であるが。

蛇足だが、もっと危ないのは現地に住む日本人である。それも善意の。
彼らの基準の半分はインド標準である。それを日本人の基準と同じと考えて信じてしまう。
だから問題になる。

この編集長さんも善意の方であろう。でも信じてしまうのは大きな間違いである。
ただ、この記事での発言が本当かどうかはわからない。善意の日本人編集者の脚色が入っているかもだが。

★「民主主義のために自由な報道をする」 ハフポスト・インド版スタートで編集長語る
http://www.huffingtonpost.jp/2015/01/08/huffpostindia_n_6434648.html

★インド・中国IT見聞録22 原発の隣に日本人街を作る? http://bit.ly/wxj5sG
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