■ゴーン・ガール
実は元旦に観ました。最初はまあ、予告編を観た時に頭のいい女の罠に嵌められて転落する男の話だと思ってたんですよ。実際その通りではあったのですが、問題はそのあと。浮気をした旦那に嫁が強烈なパンチを食らわせたと分かるのは物語の中盤で、そのあとなんと身を隠した嫁を旦那が追いかける話にチェンジします（まあ物理的にはまったく手が届かないのだけど）。追われる女も、些細なミスをきっかけに足場を失い、斜め上の逃亡劇に……。中盤から最後まで、まったく先の見えない展開が続き驚きました。2時間半もあるんで何かやるんだろうとは思ってましたが、ここまでとは。そして最後は非常にもやっとする、すっきりしない、いや〜なエンディングを迎えます。ハズレかも知れないなと覚悟して観たのですが、そんなことはなくて良い意味で予想を裏切られました。けっこうお勧め。
■ベイマックス
マーベルコミックスの原作。ということを知っていたので、中盤以降バトルものになっても疑問に思うこと無く楽しめました。予告編だけ見て、悪役の出てこない日常物だと思ってた人はびっくりしたんじゃないかな……。ディズニーのアニメ映画って実は始めて観たと思うんですが、CGは凄く綺麗で満点でした。東京とサンフランシスコを掛け合わせたデザインのサンフランソウキョウという街が舞台なのですが、外国人好みのエキゾチックで不思議な街という雰囲気は控えめで、日本人が見てもこういう景色あるよねという下町が魅力的に描かれていました。これはかなりロケハンやってんでしょうね。スタッフの愛を感じて嬉しくなります。ストーリーは、『大事な人を失った悲しみを癒やす』もので、クライマックスはなかなかの感動物。お勧めです。ちなみにベイマックスの顔は、鈴がデザインモチーフだそうですよ。（納得） あと浅野真澄がこんなに喋ってるアニメ初めて観たけど、凄く良かったですよ。ゴー・ゴー格好良かった！
■劇場版サイコパス
前情報を全く入れずに観たのですが。面白くはあったのですが、ちょっとTV版サイコパス（の特に一期）にあった、いわゆる『刑事物』のテイストが薄くてちょっとがっかり……。癖のある複数の刑事がそれぞれの特技を活かしてチームで事件を解決する、というのが全然無いのですよね。シナリオの都合上、早い段階で茜が単独行動になってしまい、終盤になるまで一係の出番が無いのですが。もし出番があったとしても、２期で新結成されたチームが経験不足（年齢的にも若すぎ）で魅力的には描けなかったと思います。監視官の一人はアレだし、執行官にも渋いオッサン枠がないというのが、非常にデカイ。一期での征陸の存在がいかに偉大で重要だったか、ということですよ。ちなみにストーリーは、シビュラシステムの輸出第一号国となった東南アジア連合『シーアン』（西安じゃないよ）で狡噛がテロリストと一緒に行動しているという情報を掴み、単身で茜が捜査に向かうというもの。東南アジアなんですが英語が公用語のようで、花澤香菜・関智一・石塚運昇・神谷浩史がそれぞれ英語の台詞があります。無茶しやがって……たどたどしい発音聞かされるくらいなら日本語でいいんだよ。ラストでは、TV版同様に茜の名演説が聞けます。すっかり精神的マッチョになっちゃいましたね。もう彼女の前では狡噛も宜野座も霞んでしまう。続編はなさそう（あっても狡噛はもう出てこない）なのが残念なところ。あと、弥生にもっと活躍して欲しかった……。
■The Next Generation パトレイバー 第7章
予想通り、劇場版へ向けてのプロローグで、特に事件らしい事件は起こりません。書くことがあるとしたら、南雲さんが出てきたことくらいかな。どこかの紛争国らしい場所（平和維持軍のキャンプっぽい）で『ナグモ』と呼びかけられた女性のシルエットが手紙を受け取って読む、というだけですが。劇場版の予告編では南雲さんの声がありました。また、後藤さんは姿も声もありませんが、劇中で後藤田と電話で話してたっぽいです。収監中の柘植も出てきたし、完全にこれP2の続編ですよ。（押井だしね……）
■ストライクウィッチーズ Operation Victory Arrow Vol.2 エーゲ海の女神
シャーリーとルッキーニ大活躍の話。あれ、ここまで501のヨーロッパメンバー、5人しか出て無いよ。Vol.3で残り四人出るのかな？ でもスオムスとガリアじゃちょっと距離が離れすぎてて……。
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