元旦登山：矢筈山〜東伊豆

わりと正月は天城山なんですけど、今年はちょっと思いついて変えてみました。
天城山の万二郎岳にアプローチする天城高原ゴルフの手前に遠笠山（１１００ｍちょい）ってのがあるからそこにしよ、とも思ったのですが、もっと手前に伊東市内から見るとドコンとおにぎりのような山が天城山系の前峰として立ってるのですよ。
ネットで調べたら登山道があるのですね。
正月１日に思い立ってひとりで出かけました。

伊豆スカイラインの終点、天城高原より下ったところに鹿路庭峠というとこあり。駐車４〜５台のスペースあり。しかし１０時時点で他に誰もきていない。風冷たいし。
自分登山靴でないスニーカーで来ちゃった。しかもPCでプリントした地図忘れたし。
まあなんとかなるでしょう。なんとなく地図あたまに入ってると思う。
写真左：鹿路庭峠より手前大室山からいくらか行ったとこの道端からクルマ降りて望む矢筈山。

尾根を登っていくのですがさっそく路迷い。
赤いテープが頼りなのに、テープ見失い。戻ってよくみると違ってた。
必ず次のテープ見つけて進むパターンでした。どうやらここの鉄則らしい。
マイナーなルートにしては登山道っぽい。でも倒木や欠落崩壊で道は迂回したり複雑そう。

２０分くらいで池というか沼にでる。写真中。いくつかの流れをまたぐ。水はきれい。水量が多ければちゃんと池になりそう。くぼ地で流れ出ない地形だから火口跡なのかな。
矢筈山も溶岩ドームだし東伊豆火山群（大室山もそう）って場所だから。
沼のあとは登って降りる道。下りたらそうとう広い平地が。杉が植林してある。ここだけは人工の森。かなり広い火口跡の窪地か？横断してまた登り。いよいよ矢筈山のドームにとりついたのか？
急に急登です。また道迷いしました。赤テープ見失いました。急登斜面でめげたから一旦はあきらめて帰ろうかと思った。テープまで戻って見渡したら違う方向へ登るんだわ。まあいいかせっかくだから頂上まで行くか。ここからはジグザグ急登でけっこうたいへんです。初心者コースとはいえないな。なにせマイナーな山だから人はまったくいません。完全貸切の山。これは最後までそうでした。
かなり登ったらこんどは尾根でもなく平地でもないロックガーデン＆コケ・コーティング。
苔がかわいそうなんていっていられない、っていうか苔すべる。（コケる）
ここ地形複雑、赤テープだけが頼り。樹海の中みたいで迷いそう。なかなか好きですけどね、こういう状況。っていうか山頂はどこなの？
ロック＆苔ガーデンの先にまた急登がすこしあって右に左に回されたとこに頂上はありました。

８１６ｍ　矢筈山
全国には同じ名前の山が１０はあるらしい。つまり平凡な山なのだ。
でもなかなか変化に富んで面白いコースでしたよ。駐車場から１００分くらい。
頂上からの展望はあまりない。木が生えてるし。天城の主列を遠笠山が隠してるからね。その中腹の天城高原別荘地はここより標高高そうだ。なんだか伊豆の山も層が深いかんじがするね。
頂上少し下りたとこから大室山見下ろす：写真右

帰りの下りは見下ろすと道がわかりやすい。登るときは道があってるのか迷うのにね。
頂上付近と急斜面は風強く、ロック・苔ガーデンと下の火口跡窪地や池沼は風がない。
下りは６０分くらいで駐車場まで戻れた。
地味な山だけど楽しかった。地元にこんな隠れた名山もあるのかと思うと、もっと歩きつくしてみたくなる。調べてみよう。

ところで、前夜集合で暗いムオンするなら伊豆の山もありですね。
ただ、まだ寒いぞ。ハンパなく。。