義母 「今日はすき焼にしよう。お父さんがやるだに。」
ウチは割り下を使う関東スタイル。いつもだんなに文句言われます。
関西スタイルだと、砂糖焦げそうだし、味のバランスがとりにくいんだよね。
YU 「いつも文句言うんだから、今日は男性陣でやってもらいましょう♪」
義母 「そうだね。子供たちにご飯食べさせたり、ホットプレートから遠ざけておかにゃならん。」
さ〜て松○家伝統の味、勉強させてもらいましょう♪
そして私らは別テーブルでおせちをつまみながら高みの見物。
テーブルの上に醤油・みりん・酒が一リットルボトルごと置いてあって、嫌な予感がするんですけど・・・・・。
義父 「牛脂もらってくるの忘れちゃったな〜。サラダ油でいいよ。」
・・・・・この辺はままよくあること。
ケン 「肉大きすぎないか?切ったほうが良くねぇ?」
ケン 「なぁなあ焦げないか?YUKINOさ〜ん助けて〜。」
ケン 「お〜いっ、砂糖入れすぎ。甘いよ〜。」
義父 「醤油ぶち込めぇ」
ケン 「今度は辛いよ。出汁入れたぁ?」
義父 「出汁っていつ入れるん?あぁ、昨日の蒸し牡蠣、置いといてもアレだから一緒に煮ちゃって。」
・・・・・・・・なんか耳から入ってくる情報が、危険なことばかりなんですが????
義母 「わたしゃ魚や肉は食べんから知ら〜ん。YUKINOさん味見したって〜
。」
あの鍋で調理するのにありえない量の調味料が減っているようですが・・・・・・・・。
しょっぺい佃煮のようなすき焼になっていました。
いつもより何ランクもいい肉をこんな残念な姿に・・・・・・・・。
素材で不味いものはない。不味い料理を作ってしまう人がいるから問題なのだ。
義母 「あたしも糸こんにゃく食べたけど、一番味が染みないこんにゃくがあんなに辛いなんて。ヒッドイね
。」
ピヨ太郎を寝かしつけた後、暗闇の中でケンヂは呟いた。
ケン 「今日のすき焼は失敗です。」
YU 「だよね〜。男子寮の闇鍋レベルだったもん。」
ケン 「昔の思い出って、美化されるものなのかな〜。冷静に考えて、あの暴走おやじがまともな味付けができるわけがないんだ。松○家伝統の味は再現しなくていいで〜す。」
2人で布団かぶって笑い転げました。
正月のすき焼は封印されるか、私がすき焼奉行することになりそうです。
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