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2015年01月03日07:33

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辞め検



今日は箱根駅伝・復路。 今年の日本一が決定する日です。 ガンバレ各校。


お勧めでない本の感想は、書いても役に立たないかも知れません。
でも自身の人生の時間をせっかく費やして読んだ本なので、記録的に。

今回も、満足度は10段階評価で5ぐらいです。

フォト


 『検事失格』 著:市川寛 刊:毎日新聞社

(あらすじ)
法律関係で有名な大学に入学して勉強に勉強を重ね、一定の志をもってめでたく
司法試験・司法修習生を経て検察庁の検事になった著者が、その理想と現実の
ギャップに押しつぶされ、精神的にやや壊れちゃって(要するに鬱病らしい)
苦労するお話。 最終的には検事をやめ、弁護士として働くこととして世の中に
検察の不条理を訴えている内容。


これは小説ではなくてドキュメンタリーに分類されるのかも知れません。
悪を許さず、でも被疑者を必ずしも極刑に処することを目的としないで、人間味
のある”起訴”をすることを目指して検事になった著者が、サラリーマン的な
上下組織、上司のメンツの問題、部下との関わり合いの中で思うような成果を
上げられなくて、メンタル面で耐え切れなくなって疲弊していきます。
綴られる文章は下手ではないのですが、ちょっと言い訳がましくて、自己弁護が
多く、文学的な視点ではあまり感心できませんでした。
彼が組織の中で悩む姿は、私の現在の仕事と重なるところもあって、深々と共感
する部分もあり、「そのぐらい我慢しろよ、サラリーマンなんだから」と思う部分
もあり、完全な感情移入には至りません。

法律家は、正しくあって欲しいと思います。
法律を濫用してはいけないとも思います。 

「法的には許される」

これをどう捉えて日々生きていくか。
法治国家なら法律さえ守れば、他は何でもOKなのか。
脱法の位置づけは?

自分に都合の良い脱法は許して欲しいですし(笑)、実際に罰せられません。
自身に都合の悪い脱法は、許したくないですし、罰してやりたい。

ねたみ・そねみの観点と、法律上の扱いのギャップは、素直に受け入れがたいもの
です。 ←何を言っているかわかりませんね、失礼。
 

さて、そろそろ箱根復路がスタートの時間です。
腰を落ち着けて応援したいと思いまーす。
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