mixiユーザー(id:14070686)

2015年01月02日20:02

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長かったw

レトロゲーをクリアしてみようのコーナー。

今回プレイしたのは、PSPソフト「勇者30 SECOND」です。
ヒット作であった前作の続編ですね。

前作は、ゲームシステムがRPG、シミュレーション(?)、シューティング、アクションの4種類ありました。
続編である本作では、メインであるRPGシステム1本に絞り、内容を作りこんだ作品となっています。

ただ、個人的なイメージとしては、続編というより「スピンオフ」作品に近いかな、と思います。

前作「勇者30」のRPGパートは、どちらかというとパズル感覚に近かったと思うんですよ。
30コのシナリオは独立していて、例えば「強いキャラを育てて次のシナリオを突破する」という流れじゃない。

それがSECONDでは、成長具合や仲間を引き連れてのプレイが可能、パーティ編成やスキルの成長もあって、むしろRPGらしさが増してます。
そのこと自体は、どちらも面白いと思いますけどね。

そして、いちばん大きな変更点が、シナリオ。
前作は、プレイヤーキャラである勇者は喋らない、いわゆる「ドラクエ」チックな作りだったわけです。
(むしろ全体的にドラクエのパロディ愛に満ちている)
ストーリーがあって、時の女神がけっこうはっちゃけたキャラ設定だけど、プレイヤーキャラがニュートラルだから、自分の好きなように受け止めていけるわけですよ。

しかし、SECONDは、3人?の勇者がよく喋る。まあつまり、主人公キャラの背景設定もストーリーとして語られるわけです。
それはそれでいいんですけど、ぼくがこの作品でもっとも微妙だと思ったのが、1人目の勇者。

つまり、ゲーム開始時からしばらく操作することになるキャラなんですけどね。
無口でクール、辛い過去とかいろいろ背負って、仲間に裏切られて、誤解されて、とにかくけっこう酷い人生を歩んでいくんですけど。
このシブいキャラと、時の女神のノリの軽さが、とにかくかみ合わない。
主人公に感情移入しつつプレイしようとしている側にしてみれば、ツラい思いをしながら真面目に戦っているのに、女神が片っ端から茶化していくわけですよ。
これじゃストーリーに感情移入できませんって。女神がウザくて。

それでも、我慢してシナリオを進めて、2人目の勇者である姫、3人目の無頼漢になってくると、キャラのノリも軽くてテンション高いので、女神との掛け合いもけっこう面白く感じました。姫かわいいし。
無頼漢シナリオでは、ラストでけっこう感動させられました。ちょっとジンときましたね。

そこから最終決戦までは、王道というか、3人の勇者と仲間たちが時代を超えて集まり、力を合わせて・・・という流れ。
分かりきっていてもこれは熱いです。
あと1人目の勇者の母親に関する設定。これは攻略サイトを見てアイテム集めてイベント見ましたが、見る価値ありました。前作プレイしたら感涙です。

そんなわけで、序盤こそ拒絶反応が出ましたが、頑張ってやってみると、中盤からはどんどん面白くなっていく印象です。
前作とはかなり違ったものになっていますが、スピンオフ作品として見ればけっこう優秀なんじゃないかと思います。
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