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2014年12月30日23:52

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「真夜中の五分前」

29日は「真夜中の五分前」を観に行きました。

本田孝好の小説を舞台を上海に移して映画化したミステリー…なのかな?
監督は行定勲。
う〜ん…
びっくりするくらい面白くなかった…!
退屈で 〃
若い観客はこのラブストーリーにうっとりするんだろうか??
双子の入れ替わり…にミステリー要素があるけれども
そこに物語の妙味があるわけではなくて、
生と死と愛が気だるいハーモニーを示す
その雰囲気を読む…そんな仕様になっていて、
たぶん原作がそうなのだと思う。
行定は静謐な作品のカラーをよく掬っているとは思うのだけれど
ラブストーリーとしてカッコいい映画にすることが第一の定義であるらしく
(台湾・中国・日本の若い人気俳優が共演する
中国がマーケットの映画みたいだから…ね。)
シャンハイのオシャレな街並みや
古い家並みの街路や
スポーツクラブやゴルフコースなんかが登場して
ステキなファッションの俳優たちが
憧れのシティライフを披露するのが
もう恥ずかしくて…ね(笑)。
まぁそういうカッコよさを提供するのも映画の役割であるのだけれど
それがお話の面白さを補完するわけでも
画的洗練にうっとりさせてくれるわけでもないので
あ˝〜と思ってしまうわけ(笑)。
双子の入れ替わりや
双子であることの特殊な関係性
その心理面での影響…なんかは別に新しいわけではなくて
萩尾望都の「半神」や「アロイス」という名作もあるわけで、
それに比すと
この双子の双子ゆえの葛藤は
少なくとも思惟太の興味を引くものではなかった…ということ。
残念。

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