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2014年12月28日15:18

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2014年アニメを振り返る

 というわけで、新年も近付いて参りました。恒例の1年振り返りをしていきたいと思います。先ずはアニメ。基本的に終わったものだけ触れますが、まだ終わって無くても印象深かったものについては触れたいと思います。
 なお、ネガティブに印象深かった作品については書いてませんのでごあんしんください。



【ラブライブ!】
 自分が今まで見てきたアニメの中でも最大級のインパクトを残してくれたラブライブ!、その第二期。何をするんだろう?と思っていたんですが、のっけから「終わります!」と宣言し、本当に終わりきった作品。
 ラブライブ!という、今まさに売り出しているコンテンツのアニメ化。「終わり」にしない方法もあったと思うのですが、きっちり「終わらせた」のは素晴らしい判断だと思います。完全に「終わる」ことで、完成された作品として僕の中で「残る」アニメとなりました。本当に面白かったし、感動した!

【キルラキル】
 2013年から年を跨いでやってきたアクション大作。同じスタッフが作ったグレンラガンのその先、「お約束」の向こう側へとたどり着いた、正当進化作品だったかと思います。痛快アクションのキレ、テンション爆上げながらしっかりした脚本、そして声優陣の熱の入った演技と、全方向に素晴らしい作品でしたね。

【スペースダンディ】
 ハイクオリティアニメーション実験場の第二期。真剣に、全力で、くだらないことをやる――という姿勢が「粋」まで達していたアニメだったと思います。毎週誰がどんなことをするのか解らないびっくり箱的なアニメで、湯浅先生担当回とか凄かったですね……。

【ジョジョの奇妙な冒険第三部 スターダストクルセイダーズ』
 ジョジョアニメ第三部。相当予算が下りたのか、人気の高い三部のあのシーンこのシーンが、豪華声優陣と高品質作画で見れちゃうぞ! もう中身全部知ってるのに、元のドラマの面白さと再解釈の上手さで、がっつり愉しんでみることができました。幸福なアニメ化だと思います。

【ソウルイーターノット!】
 まさか、ほんとに女の子同士のキスで洗脳が解けるアニメになるなんて(※語弊のある言い方)……。ちゃんと「相棒の選択」という恋愛にも似たファクターを組み込むことで、青春キャフフ感に骨の通った、明るいだけじゃないいいアニメになってたと思います。

【悪魔のリドル】
 田中的2014年最大の核弾頭。百合とハードアクションに期待してみてたんですが、いや、それらは実際にあったんですが、それよりも何よりも、リドル粒子と称される(命名:コバヤシさん)トンチキで予測不能な展開に振り回されるハイスピードリドルアニメでありました。
 要素だけ並べるとクソアニメにしか見えないんですが、謎の青春感と、スタッフも登場人物も大真面目にやってる可愛げみたいなのが相俟って、リドルにしかありえない唯一無二の存在感を醸し出す、稀有な作品でありました。
 なお、大体同じスタッフが艦これアニメ作ります。楽しみですね!!

【ピンポン】
 僕が今年見たアニメの中で「最高傑作はどれ?」といわれたら間違いなくコレ。超・名作である原作を超・名作アニメに仕上げる。これがどれほど難しいことか。存外に大胆ながら適切な再解釈・再構築により、「2014年のピンポン」として妥協の無い作品に仕上がっていたと思います。
 全てのレベルが高い、素晴らしいアニメでした。一番好きなシーンは、ウェンガが辻堂のみんな&お母さんとワンタン作るとこです。

【Selector infected WIXXOS/spread WIXXOS】
 少女カードゲーム邪霊譚。最近ちょっと流行りの(?)願望機システム×カードゲーム×悲劇的展開で話題を掻っ攫ったアニメでしたが、登場人物の心情を丁寧に追う、オーソドックスで骨太な物語が、フックとしての悪趣味さに喰われず、ちゃんと悪趣味を物語の要素にできていたと思いました。
 また、「少女と願い、その代償」というテーマにおいてはまどマギの直系に当たると思いますが、1期でしっかり「自己犠牲とかNO」という姿勢を打ち出し、2期でそれを超える展開を見せてくれたことには素直に感動しました。全体的にバランスの取れた作品だったと思います。

【アルドノア・ゼロ】
 イナホマン一代記といっても過言ではないかも知れないロボット?アニメ。3話までとそれ以降での色の違いがちょっと気になるものの、イナホマンの主人公としての特異性(2014年のアニメの主人公、という意味で)が非常にいい方向に働き、強いカタルシスと共に見ることができる作品に仕上がっていたと思います。1月早々に2期が始まりますね。スレインくんの扱いでアニメ全体の評価が決まってくると思いますので頑張ってほしいところです(謎の上から目線)。

【プリパラ】
 プリリズシリーズリニューアル編。アニメ版ミルキィホームズでお馴染み森脇監督を迎えて送るプリリズシリーズ最新作。森脇監督特有の投げっぱなしギャグと、女児アニらしい真っ向勝負の青春物語で、一粒で二度美味しい良作になっていたと思います。3クール目も楽しみです。

【ハナヤマタ】
 女子高校生よさこい青春譚。最初はラブライブ!っぽくなるのかなー、と思ってましたが、予想よりも丁寧な足取りで5人の少女(+1人のオトナ)の心の行方を(時に過剰なまでの演出で)追い、「勝つ」のではなくて「作り上げる」楽しみを全編にちりばめた良作でした。青春キラキラ感すごかったですね。しかし代償に暗黒よさこい部の人間関係が地獄みたいになってますが。そこも好きでした。

【普通の女子高生が【ろこどる】やってみた]
 ローカルアイドル・ストーリー。タイトルに全てが現れてるアニメなわけですが、タイトルの要素を本当に全部、過不足なく回収してのけた完成度の高い作品でした。細かい目配せが上手で、最後までちゃんと地元(ローカル)に帰って来る構成なのも素晴らしかったですね。また、シリーズ構成と原作者が、ツイッターで高度な百合用語を含む会話をしていたのも(僕の中で)話題になりましたね。

【神撃のバハムート GENESIS】
 まだ終わってねー!その1。全てのアニメに「アニメに必要なもの?カネだよ!!」ということを見せ付けたサイゲーム一社提供超絶クオリティハイファンタジー。美麗な美術に目が行きますが、日本の深夜アニメというよりアメリカのドラマを彷彿とさせる骨太なストーリーの中で、必要なタイミングで必要な美術を凄まじいクオリティで置く、という贅沢な使い方が素晴らしいアニメでした。兎に角「間違えない」作品で、見ていて安定感は異常。
 あまりのクオリティに、チャイカと魔弾は喰われちゃった感半端無いですね。これが正しい金の使い方というものか……。

【テラフォーマーズ】
 アドルフサーガが完璧でした。これが、俺たちのアドルフッッッ!!

【Fate/Stay night [Unlimited Blade Works]】
 いわずと知れた超伝奇。既に高評価を確立している原作の存在に加え、Fate/ZEROでもその実力を見せ付けたUFOTableの超次元チャンバラ作画が冴えに冴え、毎週ノンストップで画面に釘付けな24分間でした。2期は4月からということで、既に楽しみですね!

【ヤマノススメ】
 5分アニメの底力を我々に見せ付けたヤマノススメ、その2期。3倍に増えた尺を生かして、時々作画実験室みたいなこともしながら、爽やかに駆け抜けていった青春と山のお話。
 個々のキャラクターを見ると、ひなたの超重量級レズとあおいのクソレズに目がいきがちですが、ここなちゃんの良い子力と楓さんのおくゆかしさでちゃんと(?)バランスを取っていたと思います。
 「山に登るのは楽しいよ」って、アニメで伝えるには困難なテーマだと思うんですけど、キャラクターの丁寧な描写に立脚した「楽しい」という気持ちを、圧倒的山美術と絡めることで「ああ、山、登ってみたいかも!」という気にさせてくれる、「山」と「少女」のお話として完璧なアニメだったなと思います。
 でも最終話、群馬くんだりから出てきて惚気を聞かされ続けた挙句痴話げんかに巻き込まれたほのかさんはキレていいと思いますよ。

【HiSchool!セハガール!】
 正直申し上げて「セガハードガールズ」って企画に対してはかなり「え〜……」って引いてたんですけど、このCGアニメは毎週ちゃんと「ゲームの楽しさ」を切れ味いいギャグに乗せて表現してて、舐めてたッッッすいませんッッッてなりました。落ちもいきなり綺麗な話になったように見えて、ちゃんと作品全体を貫くテーマ「ゲームは楽しい、ゲームで遊ぼう!」に沿ったものだったと思います。
 願わくば、他のセハガールの皆さんも、楽しく動く様子をどっかで見てみたいですね。

【天体のメソッド】
 まだ終わってねーわよ案件その2。構成の妙に毎回唸らせられる、可愛いとストロングスタイルが同居した作風に目がKUGIDUKEな1クールでした。今夜の最終回が見れるのが暫く先になるので、そのときにどんな結末を迎えるのか、素直に、とても、楽しみです。

【楽園追放】
 詳しくは前に日記で感想書きましたけれど、今年劇場で見たアニメーション作品として素晴らしい出来でした。脚本ウロブチさんとはしらなんだ。監督夏色キセキと同じ人ともしらなんだ。

【劇場版アイカツ!】
 100話やったアニメの実質的最終回、という難しい立ち居地をきっちりとこなしきった神業的作品。これまでの主人公の総決算として、これまでのライバルとの決着として、これまでのキャラクターたちのバラエティとして、これからのキャラクターの新たなスタート台として、色んな側面から見てレベルの高いアニメに仕上がっていたと思います。


 今年も色んな素晴らしいアニメに会えました。来年はどんなアニメに会えるのか、楽しみです!
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