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2014年12月27日19:34

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わたしが携帯を持つ決心をしたとき

携帯電話がなかった時代に大変だったことランキング
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=45&from=diary&id=3204430

 2005年の夏までわたしは携帯を持ちませんでした。その頃はもうわたしの周りの多くが携帯を持っていました。でも,わたしは日常生活で形態がなくて不便だと思うことはありませんでした。恋人に連絡をとるというほど若くはなかったし,不倫もしていなかったからです。
 まったく携帯の必要性を感じていなかったわたしを変えたのは,初めて挑戦した四国遍路でした。野宿をするつもりがないので毎日宿をとらなければなりません。遍路というものをしたことがない私はそのことを極めて軽く考えていました。
 へんろ道保存協会の地図に載っている宿に連絡をするのですが,その手段は公衆電話しかありません。でも,公衆電話がどこにあるのか皆目分かりません。クルマで移動するのと違って簡単に探し回ることもできません。しかも,当時携帯が普及しつつあって,公衆電話が急激に減っていた時期でもあります。役所にはあるかもしれないと見当をつけて歩いたこともありましたが,ずいぶん大回りをしなければなりませんでした。
 山道を歩いているときなどは,次の集落がどの辺りにあるのかも見当がつかず途方にくれました。宿の連絡だけでなく,人っ子一人いない山中で事故や病気になったらと考えると怖くなってきてしまいました。
 はじめての遍路は1番から23番までの徳島県をなんとか携帯なしで歩ききりました。昔の人はもちろん携帯なんかなくてもしっかり歩き通したのだから軟弱といわれれば反論できません。が,わたしはこの先携帯なしで続ける勇気はありませんでした。
 初めての区切り遍路を終えて帰宅,その足ですぐ携帯を買いに行きました。
 
 
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