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2014年12月25日18:59

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20日〜24日に観た映画です。

20日はギンギラ太陽's 公演「ななつ星号の冒険」「博多千年まんじゅうの旅」
     「グレイトフルデッド」、

21日は「毛皮のヴィーナス」、

22日は「ガガーリン 世界を変えた108分」を観に行きました。





「ギンギラ太陽's 公演」、

博多駅誕生から4代目の現在までを概観する短編と
観光用「博多千年門」完成を祝って
聖一国師が中国から持ち帰ったとされる「まんじゅう」にまつわる
福岡の菓子たちのお話―の短編の2本立て。
地元に住んでいたって知らないようなことを
涙と笑いの“かぶりもの芝居”で見せてくれます。
今回は博多駅のお話なので
博多駅のJR九州ホールでの上演でした。
いつも行ってるシネコン「Tジョイ博多」の奥に
あんなホールがあるなんて知らんかった…。



「グレイトフルデッド」、

内田英治の新作だそうですが、思惟太は初体験。
いびつな少女時代を過ごし激しく屈折した孤独な20歳ナミは
孤独にさいなまれ歪んだ人間を観察するのが趣味。
ある日孤独な老人 塩見に目を付けた彼女は連日監視を続けるが
キリスト者の訪問により心の平安を得た塩見に激怒、
キリスト者を殺害し 塩見の家に乗り込んで彼を縛り上げ
狼藉の限りを尽くすが…というお話。
こんな内容だと思っていなかったので(B級ホラーだと思っていた(笑))
びっくりしました。
面白いです。愉快じゃないけど。
こういう過剰な作劇にありがちなうそ臭さとか無理な感じがなくて
破綻なくサクサク読めるのが上手いなぁと思うし、
役者も熱演。
最後に何故「塩見」だったのか?の謎解きまであって
なかなか上等な仕上がりの映画だと思います。
爽快な内容ではないので
好き嫌いはあると思いますが…。



「毛皮のヴィーナス」、

デヴィッド・アイヴスがマゾッホの小説「毛皮のヴィーナス」を元に書いた戯曲を
ポランスキーが妻エマニュエル・セニエをヒロインに撮った新作。
ああ、ヨーロッパの戯曲だなぁ…!とほれぼれする仕上がり(笑)。
「大人のけんか」もそうだったけど
戯曲の映画化の才がポランスキーにはあるのかしら??
元の知的センスを
マチュー・アマルリックとセニエが二人芝居で見事に演じ、
大変面白い作品になっています。



「ガガーリン 世界を変えた108分」、

ガガーリンの伝記映画ですね。もちろんロシア製。
最近とみにハリウッド化しているように見えるロシアエンタメ映画ですが、
国家の英雄をどう映画にするのか…
正直ちょっと不安でした。
杞憂でした。
寧ろあっけないくらいハリウッド的な作劇で、それがあるから安心して観られて
実は当時のバイコヌール宇宙基地の様子や
訓練や合宿やその時の軍服やトレーニングウェアはもちろん
肝心のロケットの外観から内部の機器…といったディテールを
ゆっくり眺められるのです。
いやホントに
ロシア製のロケットはカッコいいなぁ…!
とても面白く感動的で
歴史に名を遺したお蔭で 後半生が不幸だったガガーリンの事情まで
ざっとですが知ることができます。
ロケット好きにはお薦め!


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コメント

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