話題の映画『ザ・インタビュー』が気になったので調べてみた

　映画のストーリーは、アメリカのトーク番組の司会者と記者（ジェームズ・フランコ、セス・ローゲン）が金正恩へのインタビューが許可され北朝鮮に行くことになるが、それを聞きつけたＣＩＡに金正恩の暗殺を依頼される、というおバカコメディらしい。この無駄に凝ったポスターを見れば、その雰囲気は一目瞭然。
　しかし配給元のソニーピクチャーズが、北朝鮮筋からと思われる大規模なサイバー攻撃を受けたこと（ソニーピクチャーズの未封切映画が流出したという）にひき続き上映予定の劇場チェーンも脅迫を受けたことから、12月25日封切りを前に公開中止することを決定した。

予告


　予告編を見ると、案の定、アメリカーンに幼稚な悪ふざけコメディ映画で間違いなさそうだ。これで「表現の自由が妨げられた」とか言うのは真面目すぎて、はばかられるのではないか（笑）。もっとも幼稚だから見逃してくれるほど現実は甘くはなかったんだけど。しかし、ピョンヤンの大掛かりなセットや戦車、ヘリなど金がかかってそうな映画ではある。ソニーにとってお蔵入りは決して笑い事で済ませれない事態だろう。

　この映画以降、映画や小説・マンガなどで北朝鮮を扱うことがタブーになったりしないことを祈る。またセス・ローゲンたちが逆に暗殺のターゲットにされたりしないことも。