２０１９年に試験飛行を目指す「スペース・プレーン」と言う成層圏外に飛び出して宇宙旅行を楽しむ宇宙船「SKYLON」の新しい「ハイブリッド・エンジン＝SABRE」の記事がありました。この記事によると、このSKYLONは「飛行機兼宇宙船」で時速６０００kmと言うマッハ５で飛行できるため、世界中どこへでも２〜４時間で飛んで行けるが、その料金はビジネスクラスとエコノミークラスの間に落ち着きそうだといいます。開発しているのはイギリスのREACTION ENGINES LTDと言う会社だそうです。
http://gigazine.net/news/20141215-skylon/
大まかなエンジンの説明は、
�．泪奪�5.4以下では低速のブリージング・モードで通常の液体燃料を燃焼
マッハ5.4以上では高速のロケット・モードで液体酸素＋液体水素を燃焼
�▲┘鵐献鵑瞭団Г蓮◆峺什澆離好�ラム・エンジン」は圧縮空気を使うため、１０００℃近くまで上がるので、「耐熱エンジン」を作るため、エンジンの重量が重くなるが、「SABREエンジン」は「プリクーラー」と言う0.01秒でマイナス１５０℃に冷却する「液体ヘリウム」を使った熱交換システムで瞬時に圧縮空気を冷却するので、軽量化ができる。
このエンジンを使った旅客機「LAPCAT」は定員３００人でブラッセルからシドニーまで２〜４時間で飛行できるといいます。昔、フランスの「コンコルド」と言う鶴のような形の飛行機が短い飛行時間で飛ぶけれど、非常に料金が高かったため廃止されましたが、今回のLAPCATは料金が低価格であること、滑走路が使える「宇宙船」で発射装置が要らないこと、成層圏までは普通のエンジンで飛び、圏外ではロェット・エンジンで高速で飛ぶハイブリッドで長距離旅行を一変させようとしています。
たとえばこのエンジンを戦闘機や爆撃機に転用したら、基地の配備や航空母艦などの必要性がガラリと変わり、ミサイルの必要性が消し飛んでしまいます。このLAPCAT旅客機が実現したら、僕らのような年寄りでもヨーロッパ旅行や南米旅行が簡単に実現します。それよりも、お若い方は１週間ぐらいの予定で月旅行ができる時代が来るかもしてません。日本人は２０２０年の東京オリンピックを楽しみにしていますが、イギリス人は２０１９年に宇宙旅行を目指すなんて、「夢」があるじゃないですか・・。
でも、このエンジンは自動車には積まないでほしいですね。事故が起きる危険性が高く、起きたら被害も大きいのじゃないかと思います。せめて外洋船でお使いいただくのがよろしいかと思います。でも、フッと思ったんですが、国内線旅客機をこれに切り替えると、飛び上がったらすぐ降りるみたいで、体調が狂いはしないかと心配です。何でも「コンピューターによる自動運転」も研究されているようですが、それで本当に安全が確保できるのでしょうか？リニア新幹線とどちらが安全で乗り心地がいいのか？新しい時代の到来をつけるニュースでした。
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