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2014年12月16日08:19

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「誰よりも我を愛す」

 もうすぐ「戦後70年」が経つ。その間に日本が変わってしまった。「忠君愛国」「滅私奉公」「敬天愛人」の国から、「忠自分、愛自分」「勃自分、奉自分」
「敬自分、愛自分」の国になった。その上、アメリカに日本人の脊髄をなしていた「みんな仲良く力を合わせて国を作る」と言う考え方を否定され、「個人の権利」を過大に認めさせられてきた間に、民主主義」を日本に教えたジョン・フレデリック・ケネディは「諸君は国が何かをしてくれるかではなく、諸君が国のために何ができるかを考えてくれ」とアメリカ国民に「忠国旗愛国」を呼びかけた。もちろん、アメリカと言えども「忠国旗愛国」の理念なくして、「大日本帝国」と3年半も戦うことはできないのだから、「忠君愛国」が間違いではないのは「自明の理」であるのに、日本人の「報復」を恐れてアメリカは日本の「国防能力」を奪い、日本人から「愛国意識」を消滅させた。

 そうして今、アメリカのみならず、中国や韓国が日本の「右傾化」を非難する。
それじゃ中国共産党は「言論の自由」を与え、「個人の主権」を認め、「忠共産党、愛国」を要求していないかと言えば、ノーベル平和賞の劉暁波を監獄に入れ、チベット、ウイグル、モンゴルで国家反逆罪で取り締まり、あまつさえ「国防動員法」で在外中国人に対しても「忠共産党、愛国」を強制している。韓国においても「徴兵制」で国民には国のために軍務につくことが強制されて、在日韓国人に対しても兵役の義務がある。その中国や韓国が日本の「集団的自衛権」や「特定秘密保護法」に対して「右傾化」だと騒ぐ。「左」からいわれるのならまだしも、自分たちはず〜〜と「右側」に居る癖に『右傾化、右傾化』と非難する。そうして「忠自分、愛自分」に成り果てた日本人は、相対的な中国や韓国の位置も考えずに、絶対的な「戦後の日本」と比べて「右傾化」を認めて、投票する。

 しかし、実態は「右傾化」ではなくて「忠自分、愛自分化」だ。国のことや会社のことよりも自分のことの方が大事。地域のことや家族のことよりも自分のことが大事と言う「完全個人中心社会」に向かっている。昔は「社宅」もあった。「保養所」もあった。今はそんな「社会」に束縛されたくない。昔は家族そろって同じものを食べた。今では家族がバラバラに違うものを同じ食卓で食べる。進んだ学校では「制服」さえもなくした。だから今の高校生は黙って電車の中でお互いものを言わず、黙々とスマホに熱中し、「個の世界」に没頭する。

 お互いが干渉しない、何かがあれば「リセット・ボタン」を押す。だから「出会い系サイト」が繁盛し、「元彼・元カノ」が溢れ、「バツイチ、バツニ」が恥ではなくなり、「晩婚化」して、「少子高齢化」が進む。お互いに「束縛」を嫌い「忠自分、愛自分」でブランド物を追いかけ、トレンディドラマを地で行く行動をする。その挙句、気ままな仕事で「会社の利益に貢献できないジコチュウ人間」が「フリーター」から「非正規労働者」と言うジャンルを確立させ、これに産業界が呼応して、低賃金の臨時雇いと言う身分を認めた。

 これは完全にアメリカや中国、韓国の仕掛けた罠にはまった「日本の崩壊」への姿だとしか見えない。「忠自分、愛自分」では「国」も「会社」も「社会」も「家庭」も成り立たないからだ。人は「誰かの役に立ってこそ、その見返りに報酬を得る。それが嫌なら自給自足しかない。でも完全に自給自足と言うのはあり得ない。電気も水道もなく、家も自分で建てて食べ物も着るものも自分で作るには縄文時代か弥生時代に戻るしかない。日本が発展していくにはもっとも大事なことは「忠自分・愛自分」を捨てて、「忠国家愛国家」に立ち戻るしかないのである。

 って、また年寄りの戯言でした。
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