重大な事は何も決めない。

石原慎太郎氏が政治活動引退
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=3188324

しかし、石原さんが維新の橋下さんと組んだのが、未だに分らないよ。

石原さん・平沼さんなんて、どう見ても古い自民党のイメージが拭えない面々だもの。
こんな人たちは維新の会に対抗する「佐幕の会」が本当だと思うんだけど。
結局モノ別れに終わってるから、組んだ辺りから老いて判断力が無くなったんだろうね。

任期中に憲法改正できなかったのを残念がってるけど、結局、石原さんは日本人の本質を分ってなかったんだと思うよ。

日本人って民主主義で白黒付けることができない民族なんだよ。
憲法とかみたいにアメリカのＧＨＱとか誰かに決めてもらうのはいいけど、自分たちで「白にしよう！」「黒にしよう！」って決めるのは苦手なんだ。
それを言い出すとテレビの討論番組みたいに結局ウヤムヤで終わってしまうんだ。

無理に白黒付けると後になって「あの時、お前がそう言ったからお前のせいだ」って責任のなすりあいになるからね。

結局、日本では民主主義というのが、みんなで責任を取るシステムより、誰も責任を取らないシステムって言う風に根付いてしまった。
重大な事は何も決めない。決めると、それが裏目に出たときに誰かが責任をとらなきゃならないから、決めないことが居心地が良くなったんだよ。

政治改革には政治家が反対するし、少年法改正にも日弁連が文句を垂れる。
なにかやろうとすると必ず反対を言い出す奴がいて、結局、何も変わらないのがこの国の仕組みなんだよ。