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2014年12月12日09:55

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マワリミチ 第二部 日常編265

マワリミチは小説です。新しくマイミクになった方が本当の日記と

勘違いされることがありますので、予めお断りしておきます。

予備校講師というアウトローな人間の不器用な生き方をほぼ実話に

沿って描きました。主人公、ディスレクシアの元予備校講師川口民雄が

元同僚、ADHDの並木義江とともに、大検予備校を解雇になりました。

彼らの就職活動は自らの意志とは違い、なかなか決まりませんでした。

なんとか奮闘と、努力と、元生徒たちの励ましで仕事を見つけ、新しい道を

歩み出すところで第一部は終わりました。新しい道にはどんな試練が

待っているでしょうか。第二部が始まります。

日常編:「本文」公園を散歩している川口とNPOスタッフ男。

川口
「そうは言うけどさ。これからどうやって生きていこうかな」

スタッフ(男性)
「NPOはスタッフが働くことに喜びがありますから。だけど、男が結婚すると

寿退社しますよ。まさに霞を食って、生きていけないからね。川さん、来年はどうするの」

川口
「俺、今手がけている調査が終わったら、バイトを探すよ。楽しい前途があるといいけどね」

スタッフ(男性)
「あの調査の結果はどうなるか、興味があるんですよ。発達障害の人々の就労の

調査は後、三か月だからね」

川口
「なんか、いい仕事ないかな。このまま行くと生活保護を受けないとならないよ」

スタッフ(男性)
「そう悲しいこと言わんでくださいよ。現実に私も悩んでいるんです。もう一つの

所は派遣で、来年3月で契約切れなので。三年目だから、おそらく再契約はないですよ」

川口
「そうか、お互い、たいへんだ」









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