よく「下りを入れて○○Y」というが・・・
単純に1クラブ上げ下げすればいいわけではない。
クラブによって、上げ下げする度合いが違う。
短いクラブは角度があるので、放物線が上向き(空へ)となるため、地面に着くときには、垂直に近い状態で落下する。
逆に長いクラブは横向き(地面に対し平行に近い)の放物線となるため、地面に着くときには前に行く力がある。
わかりやすくPAR3で、ティグラウンドとグリーンの関係で考える。
○打ち上げの場合(グリーンが10m高い位置にある場合)
基本的にグリーン面が高いので、滞空時間が短く距離が出ない。
短いクラブは放物線が上向きなので、10m高い位置では1クラブ上げればよい。
長いクラブは放物線が横向きなので早く地面に到達しやすく、同条件では2クラブ上げる必要がある。
雑誌では「9I&PWは1クラブ、6I〜8Iは2クラブ上げる必要」と紹介されている。
○打ち下ろしの場合(グリーンが10m低い位置にある場合)
基本的にグリーン面が低いので、滞空時間が長く距離が出る。
しかし、
短いクラブは放物線が上向きなので、10m低い位置でもほぼ垂直だから距離はフラットな場合と同じ。
長いクラブは放物線が横向きなので、フラットから低くなれば距離が出る。
雑誌では「9I&PWはフラットと同じ、6I〜8Iは1クラブ下げる必要」と紹介されている。
15Yの高低差になれば、さらにクラブ選択に変化が生じるであろう。
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