mixiユーザー(id:19500344)

2014年10月02日20:44

1924 view

紅葉の山旅ー2 桃源郷の池の平

フォト


9月28日

4時過ぎに目が明く。窓の外を見ると星が見えた。
よし、今日は仙人池に映る剱岳が見えるぞ!!ワクワクして起きだす。

だが・・・だが・・・
剱岳はガスの中だった。だが、そのガスも薄い。所々に青空も見える。
池の前で宿泊客がじっと見守る。ちらっと剱岳の姿が見えると歓声が上がる。
だが、6時になっても剱岳は全貌を現さない、。
ツアーの人たちは6時出発の予定のようだったが、ガイドさんがもう少し待ちましょうと言っている。

フォト

フォト

フォト


6時半近くになって、剱岳はやっと仙人池にその全貌を映し出した。

フォト


待っていたツアーの人たちも満足げな顔で出発する。彼らは阿曽原温泉まで行くのだ。
私も早く行こうと思ったが、やっぱり池の平にも行っておきたい。
さくっと池の平まで行こうと思い、荷物を置いてサブザックで池の平に向かう。

仙人峠近くまで上がると後立山の山々が雲海の上に浮かんでいた。
紅葉も素晴らしい。
剱岳がどんどん近づく。

フォト

フォト


池の平の小屋に着くと、そこにいた男性が「展望台に行くといいですよ。小窓雪渓が間近に見られますよ。」と言う。片道30分だそうだ。
せっかくなので行ってみることにした。
剱岳に続く旧鉱山道を行くと展望台の看板がある。その先は危険らしい。
展望台の尾根道を行くと、間近に八ツ峰の岩峰が聳えている。
小窓雪渓も見える。
圧倒的な存在感だ。そして、岩肌に紅葉が張り付いている。

フォト

フォト

フォト

フォト


いくら見てても飽きない。時計を見ると8時を回っている。阿曽原温泉までは6時間ほどかかる。それも急な梯子とかあるから、多めに時間をとったほうがいいだろう。遅くても10時には仙人池ヒュッテを出ないと・・・

池の平小屋に戻り、平の池に下りて行く。小さな池がいくつもあるそこはまさに桃源郷といった雰囲気だ。
草紅葉も木々の紅葉も素晴らしい。そして、背後にそびえる剱岳の岩峰。剱岳があるからこその景色だ。

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト


もう阿曽原温泉に行くのは止めよう、真砂沢ロッジか剱沢小屋に戻って、明日は室堂に出て帰ろう。なんの迷いもなくそう決めた。
こんな素晴らしい紅葉はめったに見られない。阿曽原温泉に下る道はまだ紅葉には早いだろう。

向こうから男性が来る。剱沢小屋でご一緒したKさんだった。池の平山に登ってきたそうだ。後立山の眺めが良いから登るといいと勧めてくれる。
池の平小屋に着くとIちゃんもいた。彼女も池の平山から下りてきたところだった。
私に会うと「良かった!!この景色を見てもらいたいと思ったのよ!!池の平山も良かったわ、あの途中まででもいいから登るといいよ。」と言った。
そして、私が阿曽原温泉ではなくて、真砂沢ロッジに泊まろうかと言ったら、彼女も真砂沢ロッジに泊まることにしたと言った。

期待に胸を躍らせながら池の平山を登る。けっこう急な登りだ。
後立山の山が下からどんどん上がってくる。
真砂沢ロッジに泊まるにしても、あまりゆっくりとはしていられない。
Iちゃんが言ってくれたように、途中まで行くことにした。
白馬から針ノ木までの後立山の山々がくっきりと見える。

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト


真砂沢ロッジまでの時間を考えて、途中までにする。

池の平小屋から仙人池ヒュッテに戻る。
KさんとIちゃんも仙人池からの剱岳を見に来た。

フォト


ヒュッテで電話を借りる。
阿曽原温泉小屋をキャンセルして、真砂沢ロッジを予約した。

剱沢小屋も仙人池ヒュッテも阿曽原温泉小屋も事前に調べてあったが、真砂沢ロッジは全く調べていなかった。
一体どんな小屋なんだろう?
いろいろな期待を抱いて仙人池ヒュッテを後にした。

フォト

12 44

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する