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2014年09月27日17:11
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母さんはどんな思いだったのだろうかと考えてみても、子ども二人を育てるために、いつも毅然として仕事をして、夜も縫い物、洗い物と働いている姿しか思い出せません。 父さんがお国のために働いたのに、片親だからと世間様に笑われないように気持ちをしっかりもち、誰にも負けないように頑張れと育てられました。 (中略) 母さんは、ずっと働きづめで病気になり、死ぬ思いをしましたが、「子どもたちを一人前にして死ねない。父さんに顔向けできない」と頑張り、父さんの愛した母さんは104歳になり、東日本大震災までは元気で歩けてたし、話も出来たのに、今は自分の名前も思い出せないようになり、それでいて父さんの名前だけははっきり覚えてるんです。 「わたしは、こんなおばあさんになったので、父さんに会ったらわかってもらえるかしら」といつも心配しておりました。 若かった父さんしか知らないので、それが一番の心配なのです。 今までよく働いて子ども達を一人前に育ててくれたと、母さんと会う日が来たら褒めてあげてください。 父さんと暮らした8年と10ヶ月を忘れないで、ずっと父さんだけを思い、77年過ごしてきた母さんを抱きしめてください。 それだけ、絶対にお願いします。
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