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2014年09月14日16:37

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若者とホームズ語りをする夕べ

・・・の前に。少し前にグラナダ版の『未婚の貴族』を放送していたが。「どうして、こんな内容にしたんだ、グラナダ!第2弾」(笑) 何であれ、あんな話にしたんだろう?何か、オカルトチックなんだよぅ。原作の『未婚の貴族』は、ホームズが手紙を読んだ時点で犯人(・・・って、この話って犯人っているか?まぁ、少なくとも、悪人はいないよな)が分かってしまうので、原作そのままの話だと、ホームズな〜んもしないので、何かさせなくちゃいけないとは思うが、あの演出は、どうなんだ、グラナダさん(苦笑)。貴族が悪い奴になってるんだよね。あれも不思議。
『サセックスの吸血鬼』につぐ、「何で、こんな話にしたんだ、グラナダ!」である。やっぱり、短編を無理矢理長編にするのって、難しいんだよ。『犯人は二人』が奇跡。

私の好きなシーン出て来ないしさ。ホームズの名台詞「有難くも、サイモン卿は、ご自分の頭と、僕の頭のできを一緒にしてくれたようだぜ!」は、言って欲しかったよ。ホームズらしいよな、この台詞。レストレイドも出て来ないし・・・って、コレは、おそらく、レストレイド役の役者さんの都合であろう。何故か温泉に行っている設定にされるグラナダ版レストレイド。
レストレイドがホームズにかます台詞「ホームズさん。アナタ、頭のねじが2、3本どうにかしちゃったんじゃないすかね?」が聞きたかった。しかし、原作では、サイモン卿といい、レストレイドといい、ホームズを逆なでする奴らばかり出て来るな、『未婚の貴族』。

で、なんじゃかんじゃあって。25歳の娘さんと、ホームズについて語らう夕べが開かれる。私の母と、その娘さんの親も一緒。何故なら、その25歳の娘さんは、母の友達の子供だから。しかし、若い。25歳ですって!私、18で子供産んでたら、その年の子供がいてもおかしくな〜い!

その娘さんは、原作のホームズを殆ど知りません。『SHERLOCK』でホームズを知ったので、SHERLOCK=ホームズという感覚。グラナダ版は、芸術作品ぽくて、見てて飽きちゃうそうです。
なので、すげえ齟齬が出来る!これが結構面白い(笑)。

あぁ、SHERLOCKを、ホームズだと思って見ている人は、そんな風に捉えるんだ!という部分が多々あった。
これは私には出来ないコトです。だって、私は子供の頃に原作を読む・・というベッタベタな入り方をしてしまったから。あくまでも、原作ベースの上に、ガイ版なりグラナダ版なり、SHERLOCKがある。これは仕方ない。

そして、改めて思ったコトは、やっぱり、私はSHERLOCKが好きなワケではないんですね(というと、語弊があるが)。シャーロック・ホームズが好きなんだと改めて思った。極右シャーロキアンではないので、2次創作を作る場合は「結構、自由にキャラを動かして良いと思うよ。」とは思いますが、やっぱり、メアリのスパイはやり過ぎだと思うし、前述通り、グラナダ版の『未婚の貴族』は「何で、こんな話?」って思うモンな。つまり、最低限の「ここは原作の、不可侵領域なんです!」っていうラインがあるんだよ。自分の中に。
これって、やっぱり、原作をずっと好きでいたから・・・なんでしょうね。

そして、思ったコト。
私の中には、所謂ミーハー感覚が存在しない。やっぱり、「キャーハート」という・・女子感覚とでも言おうか・・・この感覚は私の中にはないよ。
これは、お笑いでもそうだし、何事に対してもそう。それを見て「キャ〜目がハート」とはならない。じゃあ、どうなるか。資料や情報を出来る限り仕入れて、その物事、その人を分析しようと思うんですね、私の場合。
これ、年取ったから・・とかではないね。私、昔から、そういう性格なんだな。分析しながら物事を見ちゃう。理屈っぽい私らしい見方ではある。評論家には向いているかも知れないね。
ただ。この見方をする人は、相手から、凄く冷たく見えるらしいですよ。冷静に見えるので。そんなコトはないんですよ。ミーハーちゃんと一緒の萌えはあるんだ。ただ、それが「キャーハート」にはならんだけで。

その娘さん。おそらく、BSプレミアムで見たらしい、『モンティ・パイソン』も気に入ったらしく、パイソンの話もした。これも、私にとっては、得意分野だ(笑)。私の好きなものは、耽美と笑い。
その娘さんのお母さんは、洋画ファンらしい。なので、洋画の話も沢山した。
そして、可哀想な私の母上・・・。どの話にも入ってこられねえ・・・。母、ホームズも洋画も、パイソンも知らんもん。母上、「煮豆の作り方。」だったら、話せるんですが・・・。どうやっても、モンティ・パイソンや、洋画から、煮豆の話にはならんもん・・・。
と思ったら、奇跡が!SHERLOCKのジョンとシャーロックって、缶詰の豆を良く食べてますよね?あの豆って、“甘い”んだって。実際食べた人に聞いたんだケド。
もうね、日本人にとっては、「何で、こんな味つけんの?」って言う味なんだって。ようは、無駄な味がついてるというコトなのだが。

「豆の水煮ではなく、うす甘い味がついた豆の缶詰ってどうなの?」から、でも、「日本の煮豆は甘いよね?」 「日本の煮豆って、出汁を使うの?」 「砂糖だけで煮るんじゃね?」・・・・・・キター!奇跡キター!煮豆の作り方の話になったーーーー!!!てか、半ば、私が、強引にしたーーー(笑)。母は、煮豆の話が少し出来ました(笑)。

これを、私の歴史では、『ホームズ煮豆の乱』と呼ぶことにしよう。

因みに、その25歳のお嬢さん。まわりと趣味が合わないらしく、「友達が、誰も、SHERLOCKの話も、モンティ・パイソンの話もしてくれない。」と言い、今回、SHERLOCKの話や、モンティ・パイソンの話が出来て嬉しかったそうな。まぁ、通常の25歳の娘さんは、何だろう・・・・嵐とか好きなんじゃないかな?
ただ、この「まわりと話が合わない。」は、私なんぞ、未だにそうなので、他人事ではなかった・・・。心の中で、『私なんぞ、未だにそうですが・・・』と呟いた。でも、まぁ、いずれ見つかるよ。そんな愉快な仲間が1人か2人は。

久々に人と話したら疲れました。でも、何か面白かったです。
お嬢さんは、眼鏡の似合う、可愛らしい娘さんでした。
以前も書きましたが、人と話すって大事ですよ。「あ、自分は、こんなコトを思っていたんだ!」とか、「自分は、こんな風に考えてたのか!」と、自分の脳内も纏めることが出来るし、新たな発見も出来るので。本当〜〜〜〜に、会話は大事です。まぁ、苦手な人とは、無理に話さんでも良いケドねん。

その後。そのお嬢さんから、『ちゃん』付けのメールを貰ったのがツボ!自分より、18歳年下の娘のようなお嬢さんから『ちゃん』付けで呼ばれるメール。この辺り、現代の若者っぽくて宜しい!
そして、そのメールに、敬称は“様”でレスを出す私!これも、私らしい!mixiでも、そうだが、私の場合、敬称は大抵“様”なのである。このフレンドリー感がゼロな辺りも、私らしっ☆
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