ちょっと考えてみたい
白米における炭水化物の比率はどうなのだ?
調べてみると 37グラム/100グラム
つまり白米の炭水化物比率は37パーセント
ふんふんふん
んで、炊いたご飯における水分比率は60パーセント
つまり有効成分は40パーセント
更に、炊いたご飯は消化抵抗性澱粉と呼ばれるモノがどっと出来上がり
人間の持つ酵素はそれを分解できない
その比率は78パーセント
つまり有効成分は22パーセント
米の場合
炭水化物の殆どが澱粉と考えて差し支えないから
これらをすべて掛け合わせると
37%×40%×22% = 3.3%
炊いたご飯の有効炭水化物比率は たった3.3パーセントだった
例えば
1000グラムのご飯があったとしよう
炭水化物のエネルギーは糖のエネルギーと見なしてよい
糖のエネルギーは4kcal/g (SI単位だと18.4kj)だから
単純に掛けて
1000×4=4000kal
とするのが昨今の世間だが、まぁコレはマチガイ
先ほどの有効成分比率を掛けなければならない
ではでは改めて計算
1000×3.3%×4 = 132kcal
あらら
ご飯はたとえ1000グラム食べたとしても132kcalしかない
人間の一日当たりの所要熱量は、老若男女全てを平均すると2200kcal
ご飯を食べて太ろうと思えば16700グラムを食べなければいけない
まぁ そんな人は滅多に居ないだろう
多くて精々500グラムくらいが平均的な限度なのではないか
つまり得られる熱量は66kcal
「 ご飯は太る 」 というのは
マチガイだという事が二重に分かるだろう
太る原因は徹頭徹尾
「 摂取エネルギー 」 が 「 消費エネルギー 」 を上回るから
ある特定の食品にスポットをあてて
「 コイツが犯人だ 」 とするのは
近視眼的で偏狭的視野の為せる業だった。
この様な根も葉もない噂と云うのは
背景には多くのビジネスが潜んでいる事もしっかり観なければいけない。
と 今日は少しだけ考えてみた。
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