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2014年07月30日13:26

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南アルプス南部縦走ー3 荒川三山

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7月25日

小屋で出会ったみんなと分かれて荒川三山に向かう。
どこまでも青空が広がって気持ちがいい。こんな日に南アルプスの稜線を歩けるなんて本当に幸せだ。
昨日一日ゆっくりしたおかげで疲れは取れた。

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荒川中岳の斜面のお花畑に差し掛かる。お花畑は鹿の食害から守るために柵で囲まれていた。
こんな3000m近くにまで鹿が上がってくるなんて驚きだ。高山病にはならないのだろうか。
白と黄色の花たちが咲き乱れている。

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中岳避難小屋の前では10人くらいの登山者が休憩していた。
小屋のご主人に挨拶する。去年泊まったのだ。ご主人は覚えてくれていた。
あの時は宿泊者は私の他には静岡大学の教授とその教え子だけだったのだ。
ご主人とは長々とお話をしたものだ。

荒川東岳ともいう悪沢岳に向かう。
予定では登らないことになっていたが、3年連続登ることになる。我ながらちょっとびっくりする。
11時を回っている。暑い時間帯だ。

小屋から1時間で悪沢岳山頂に着く。
赤石岳が近くて大きい。

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聖岳、赤石岳、悪沢岳と登るにつれて見える景色が変わってくる。南ア北部の山が近づいてくる。
一昨年歩いた塩見岳から蝙蝠岳が良く見える。
去年歩いた三伏峠からの稜線も近い。
この2年間でずいぶん南アルプスを歩いたものだ。

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千枚岳の登りは岩場だ。慎重に登る。
午後2時に山頂に着く。
今回の山行で最後のピークだ。
悪沢岳、赤石岳、聖岳がよく見える。

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最後の展望を楽しんでから千枚小屋に下る。
小屋は多くの登山客で賑わっていた。

テントを張る。
食べ物は残り物のアルファ米とつまみくらいだ。
ビールのロング缶と「大雪渓」のワンカップ2本、少し残っていたウィスキーで締めくくる。

7月26日

目が明くと、外は薄明るくなっていた。時計を見ると4時半だ。
今頃のご来光は4時50分頃だ。急いで小屋の前に行く。

千枚小屋の前からは、富士山がくっきり見える。
今まで富士山は見えたが、霞んでいた。

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やがて富士山の左のほうの雲の上から朝日が昇ってくる。
今回の山行で初めて見たご来光だ。もう1泊伸ばして良かった。

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テントを撤収して、小屋の前でゆっくりと朝食にする。
椹島を午後1時に出発するバスに乗るには急ぐこともない。

6時20分に出発する。
初めはなだらかな歩きやすい道だ。
途中の見晴台からは赤石岳、荒川三山がよく見えた。
見納めだ。ありがとう。

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後は急な道を下っていく。
何人もの登山者とすれ違う。
南アルプスはこれからが夏本番だろうか。

12時前に椹島に着いた。
ノーアルコールビールで喉を潤す。
他の登山者と話をする。皆満足げだ。

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4泊5日の南アルプス南部の山旅、大きな山の自然とたくさんの出会いに感謝です。

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