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2014年06月24日18:24

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2014−6月 南相馬−その4−被災者生活再建支援法

仮設住宅に住まわれている方たちは「津波の被害で家屋が損壊してしまった人」と「家は大丈夫なのだけど原発事故による放射線の影響で居住できないで避難している人」の二通りのケースがあります。

南相馬市で仮設住宅に居住されている方は、小高区に住んでいた人が多いのですが、小高区はもろにこの二つのケースが混在しています。

で、津波の被害で家が損壊された人には「被災者生活再建支援法」が適用され、国からお金が払われますが<strong>『原発事故の放射線の影響による避難者』には「被災者生活再建支援法」が適用されません。
被災者生活再建支援法は自然災害の被災者への支援を目的とした法律であって、原発事故は人災だから・・・。てのがその理由です。</strong>
賠償責任-賠償金は東京電力から貰ってね・・・ということになっています。
馬鹿な。
確かに津波被害後の一連の初動に問題があったのは確か。って、あの元凶は政府だろう?

どこまでが自然災害で、どこからが人災なのかなどという線引きなんかできるわけもなく。
誰が悪いのか、誰に責任があるのか押しつけ合っていてもしょうがないんですけどね。
国会事故調の報告書では、原発事故の直接的原因は、地震及び地震に誘発された津波という自然現象である。と結論付けられているのに。
まあ「どこが金を出すのか」「金がなければ復興ができない」・・・ので、責任のなすり合いになっている・・・結局は「金」が絡んじゃってるんですが。

「東電が悪い」などの東電パッシングは、政府が責任の矛先を変えるように、マスコミを中心にミスリードさせたのではないかと勘ぐっています。それに何も考えないで追従した民衆も馬鹿だなと。
現場の東電のスタッフはかなり頑張っています。
現地では(東電関係者がわりと多いってのもあるかもしれないけど)東電批判は案外少ない。圧倒的に政府への不満の方が多いですね。

まあ、上層部への批判は確実にありますけど。
巨大企業ですからね。偉い人たちは、私ら凡人と違って「地位」やら「名誉」やら「利権」やら・・・しがらみやら・・・守らなきゃいけないモノがいっぱいあって、その中で結論出す重責ですからね。大変なんですよね。(←皮肉で書いています。)

被災者生活再建支援法の法適用については今論争になっています。
国は、国の責任を放棄するのでなく、東京電力がこの賠償金が速やかに支払われるよう全面的にバックアップをするとしていますが、なんかすっきりしません。
国は「これ以上復興予算を増やしたくない」てのが本音のようです。

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