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2014年06月23日18:41

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2014−6月 南相馬−その1−飯舘村

つい先日、南相馬へ行くのに飯舘村を通ってきました。
昨年7月に初めて来た時は文字通りゴーストタウンて感じで、人の気配が全くない時が止まった感じでしたが。
その後、9月に行った時には除染がかなり計画的に行われ始めていました。

今回見るとさらに除染は大規模に進められてはいるようです。

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飯舘村は阿武隈高地の寒村の一つで、土地が痩せているためなかなか稲作やその他の農業が難しく、牧畜にシフトしてきていたんですね。
で、長年の努力に努力を重ねて「飯館牛」というブランド牛を育て上げてきたのです。
飯舘村は安易な市町村合併の道を取らず、自分たちの村は自分たちで守り育てていこうという理念でやってきていて、その最大の要が「飯館牛」であったんです。
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いま、飯舘村で飯館牛は育てられていません。飯舘村の飯館村の繁殖農家211戸は殆どが牛を手放して廃業しました。
ただ、被災直後にJAが迅速に動いて、繁殖牛と仔牛を区域外にセリに出し、県外の酪農家によって大切に飯館牛は育てられています。

牧畜に携わっていた村民も高齢でもあったため、諦めている人も増えてきているとも聞いていますが、なんとか飯館牛が村に戻ってきて牧畜を再開できる日を切望している人たちもいます。

「除染」と一口に言っても簡単ではありません。
平地部はどうにかなるんでしょうが、広大な阿武隈山地に囲まれていて…。
山の中、たくさんの樹木などを考えるとすべてを除染するのは不可能です。
それでもなんとかしていって欲しい。
放射線の研究ももっともっとしていって欲しいし、なんか画期的な除染技術が発見できたらいいなぁと思います。

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人のいない駐在所

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震災後、閉校中。
小学校は川俣町にプレハブ造りの臨時校が作られている。3つの小学校が統合された。
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つづく



飯舘村「全村避難」から3年
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=2935923
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