日記にするほどではないのかも知れないのですが、先日の那須岳登山の2日目、小川をジャンプして渡る際に、渡り切った対岸の枯れ笹の枝で右目を突いてしまい、角膜を大きく損傷してしまいました。
真正面からかなりの強さで突いてしまったので、猛烈な痛さと涙で目を開ける事が出来ませんでしたが、恐る恐る目を開けると右目の視野は僅かに上部と左下にぼやけた景色が見える以外は細かい雨だれ模様で何も見えずかなりヤバい感じです。
戻るにも山の中なので、取り敢えず持っていた市販の目薬を大量に注し皆と一緒に進む事にしました。
見えないのは片目でバランスを取れば何とかなるのですが角膜の内皮を傷つけてしまったらしく、巨大な鉄屑を目の中に入れているような猛烈な痛みに歩いていても気が遠くなり、気分も悪くなって来ました。(でも、天気が悪くて眩しさだけは回避できましたが)
同行者にロキソニン(痛み止め)を貰い、3〜4時間間隔て飲み続けましたがあまり痛みは緩和されません。また、片目を開けると結局両目の眼球が動くため閉じている右目にも激痛が走り、思わず両目をつぶってしまう事態に。(というか安全な場所では殆ど両目閉じてました)
下山して携帯電波が入ったところで、片目スマホで土曜日も診療している眼科を探し電話を入れて状況を説明。直ぐに来るようにとの事なので友人にお願いして病院に送って貰いました。(ここで皆とはお別れ)
片目で涙を流しながら受付を済まし、しばし待合室で痛みに耐えていると程なく診療開始。色々と検査を行った後、
先生「これ一見綺麗に見えますが、角膜が殆どないですね」
私「とにかく痛くて痛くてどうにかならないですか」
先生「今日痛めたんですか? よく我慢しましたね。でも、これ角膜が回復するまでしばらく痛いですよ」
私「麻酔とか」
先生「麻酔は回復を遅らせるので処方できません。感染に注意してしばらく安静にしてくださいね、あと、車の運転はダメですね。軟膏入れて眼帯しますから」
痛みは取れませんでしたが、眼内にゴミが無い事と水晶体までは傷が入っていない事を確認し、感染予防の処置をしてそのまま新幹線で帰宅しました。
その後、再度地元の眼科で詳しく検査し右目の視力はほぼ0.0でしたが、3日後には0.4まで回復し痛みも消えました。(元は裸眼で1.5)
現在も毎日抗生剤と角膜保護の目薬、眼軟膏をつけていますが順調に回復しています。人間の角膜の再生は感染症の管理などをきちんと行えば驚く程のスピードで行われるとのこと。
次回、藪を歩く際はメガネなどの保護グッズを必ず持参するようにしたいと思います。(反省)
ログインしてコメントを確認・投稿する