※この記録は大魔導城の構造上の秘密の核心に触れているため部外秘とする。大魔導城に関わったことのない者の閲覧は慎まれたい。
これまでのあらすじ:ファルガス! 逃げ足の速い奴め!
●アタック07
ザル 技術点11 体力点16 運点12
これで決めたいな。だがザルだしな。
いろんなものを取りこぼしてしまいそうな、そんな嫌な予感がするなw
目先を変えてみることにした。
石膏龍を対処した後、死体置き場に入ってみる。
こちらに入ってしまうと、美術室は選べない。
美術室にはクリア必須情報があるため、取りこぼしはできない。
が、一旦死体置き場に入った後に、美術室に戻れる可能性もあると考えたのだ。
こうでもしないと石弓の鍵と楽譜へのヒントにたどり着けそうもない。
死体置き場はひどい有様だった。
とても安置室と呼べるような代物ではない。
処刑人の仕業だろうが、もう少し丁寧に扱ってやったらどうなんだ。それに屍臭もすごい。
遺体には全て首がない。断頭台にかけられたのだ。
やべえどこからともなくギロチン台が出現したり、カツーンカツーンとギロチンハンズが現れる恐怖が甦る。今こそ叫べ、ロア・スペイダー!!
首入れの中に、欠けた銀貨を目に埋め込まれた首をを見つける。
欠けた銀貨はレジスタンスの証だ。
それがこうしてこれ見よがしに晒されているところを見ると、城内では既にネタバレしているのかもしれない。
怪しい人物を次々と粛清した結果、処断された人物が共通して持っている欠けた銀貨に気付いた、ということだろうか。
どおりでこれまで、城内で欠けた銀貨がらみのイベントがないわけだ。
マイケル・ヒゲコック氏の時でさえ、符丁である欠けた銀貨を見せてもらってもいない。
俺は欠けた銀貨を取り、握りしめた。無念だったことだろう。
さらに、隊長服の遺体を見つけた。
衣類の状態は良い。
遺体が着ていたものをはぎ取るのは気が引けるが、隊長服をいただいていくことにした。
ファブリーズでニオイを消しておこう。さすがに屍臭は隠せない。
意外にも多くの収穫があった。さあ、部屋を出よう。そして美術室に入りたい。
が、出たところ次に入れるのは、音楽室か処刑場かの選択だった。
美術室へは戻れない。クリア必須アイテムが手に入らない。
すなわち完全にバッドエンドルートにはまりこんだってわけだ。
早速取りこぼしたか!
ええいバッドついでに、いつもしない選択を次から次へと試しちゃるわ!!
処刑場に入ろう。もうここにマルドゥークが囚われていないことは判明している。
ではいったい何があるだろう。どんなドキドキ待っているんだろう。
隊長服姿で処刑場に入る。
拷問手は、気味の悪い骸骨男だった。
「新しい隊長様でいらっしゃいますね。私が処刑人兼拷問官のメルドバでございます」
態度が露骨に怪しい骸骨は露骨に怪しい紅茶を勧めてくる。
「遠いところからいらっしゃったと伺っていますよ」
何言ってるんだコイツwwww
やっぱりコイツ、だまし討ちしようとしてること決定。
多分この骸骨、基本的に直球しな投げられないタイプなのに、それに気づかず上手く騙した気になってるなw
んーじゃあどうしようか。
「そうそう、私に聞きたいことがあるとか。何なりとお尋ねください。この城のことであれば! たくさん知るべきことがおありでしょうから!」
ば、バカにしてるとしか思えんwww
どうせ必要な情報なんて教えてくれないだろうし、拷問道具でも褒めてみるか?
だがこれによって得られた情報は、拷問官メルドバは紅茶の調合が趣味だが舌がないので味わえない、ということだけだった。どうでもいい知識がついてしまった!w
「さあお話はこれくらいにして紅茶を! 紅茶を! コウチャッチャー!!」
そして紅茶をグイグイ勧めてくる。どこまで露骨なんだこの骸骨。
ここで欠けた銀貨を持っているか? の質問。
持っているぞ。
遺体置き場で見た遺体と部屋にある拷問具、そして断頭台。
それにより俺は、この骸骨が既にレジスタンスの正体に迫っていることを確信する。今頃かwww 中の俺思いっきり気づいてたのに、ザルよ今頃かwww ザルすぎるわw
紅茶を飲むふりをして、さらに倒れるふりをすると、骸骨男はあっさりと乗ってきた。
そこに不意打ちの一撃を食らわせる。反乱分子の正体を見破ったこいつを見逃しておくわけにはいかない。
そのまま戦闘で叩きのめした。
処刑人服と青銅の鍵を手に入れる。せっかくだから着替えて兵士詰所へ。
と、服マトリクス表を確認したら、処刑人服では白衣の時と同じ対応だった。
対応が違いそうなのは兵士服の時だけだ。兵士服だとあっさり仲間入りしてゲームに興じることができるんだろうな。
(中略)
そしてその後も俺はがんばって、ファルガスの元へとこぎつけた。
が、バジの地図がなく秘密の抜け道を発見できていなかったがために、ファルガスには逃げられてしまうのだった。
またか!orz
■登場人物
ザル 第7の挑戦者。取りこぼしの鬼。第6の挑戦者ゴル、第7の挑戦者ザル。合わせてゴザル。
マルドゥーク 忠誠心に厚い実直なる騎士。
ティーボグ 援助者の女魔術師。
マイケル・ヒゲコック 最近すっかり出番がないが、毎回手伝ってもらってる料理長。
ファルガス 巨乳マニアの変態領主。あとラスボス。
セレッサ ファルガス専属爆乳メイド。
サウロプシーダ ワニ、ヘビ、カメレオンの頭を持つ怪物。太陽剣が有効。
メルドバ 処刑人。毒紅茶の調合が趣味。
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