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2014年03月25日22:02

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息子と北アルプス−1

3月20日

松本にいる次男から電話がかかってくる。
「今日帰ってもいい?」
「えっ?電車間に合うの?」
「今から調べるわ」

「やっぱりもうダメだから明日帰る。でも、一泊しかできない。23日は会社の顔合わせなんだ。」
「じゃあ、帰るときは車で送っていこうか?」
「本当?助かるわ!!」

3月21日

特急が30分以上遅れて、2時半過ぎに次男が駅に着く。
今春松本の大学を卒業する次男。
就職も松本の営業所に決まった。
ところが、今のアパートを引き払う約束が25日、卒業式の日だ。
だが、会社の寮のアパートは28日にならないと入れないと言う。

えええええええっ!?!?!?

「その間、荷物はどうするの?あんたはどこに泊まるの?」
「僕は友達の家を泊まり歩くけど・・・」
引越しの日が間近に迫っているにもかかわらず、次男はちっともあせっていない。

「軽トラ借りて行って、積んだままにしておこうかな?」
「軽トラでここから松本まで長時間行くのは大変だよ!!雨が降ったらどうするの?それに軽トラでは足りないでしょう?誰か実家が近い人の納屋とかに入れておいてもえらえない?長野なら農家の子もいるでしょう?」
「う〜〜ん、どうかなあ〜〜〜」

あれやこれや方策を練る。
もう今更引越し屋さんもレンタカーも間に合わない。

「段ボールに入れられる荷物だけ宅急便にしたら?配達日を指定すれば、それまで置いておいてくれるわよ。大きなものだけ誰か友達のうちに頼んだら?」
ということで、主な荷物はゆうパックで28日に届けてもらって、大きいものだけ友人の部屋に置いておいてもらうことで何とかなりそうになった。
いやはや、段取りが決まってようやく落ち着く。

この日は海なし県の長野に住む次男のために刺身を用意した。
サワラ、タイ、ブリ、マグロ。どれも地元で獲れた新鮮な魚だ。
次男は若い割には日本酒が好きだ。
今日は和歌山の清酒「黒牛」3人ではあっという間に空いてしまう。

高校まではあまり会話のなかった息子。一緒に山に行ってもあまり話すことはなかった。
それが大学に行くようになってからは帰省の度に話が弾む。
気が付くと、午前0時を回っている。
まだまだ話していたいが、お休みなさい。

3月22日

連休の中日だ。
渋滞情報から、うちを午後3時過ぎに出発する。
今回は相方も一緒なので、五郎のエサは近所のY君に頼む。
五郎には特別に猪のあばら肉を与えて出発する。

もちろん、山道具を積んでいく。
さてさて今の時期、どこの山に行こうか?
初めの候補は白い南アルプスの展望が良さそうな恵那山の南の大川入山にしようと思ったが、マイミクさんの日記を見て予定変更。
真っ白な北アルプスを眺めに行くことに決定!!!
今の時期、雪山にあまり慣れていない私でも雪山気分を味わえそうだ。

左の腕をスノボーで骨折した次男の片手ハンドルでの運転は我々の運転よりスムーズに松本に向かった。
70分の渋滞があったが、無事その日のうちに松本の次男のアパートに着くことができた。

「明日の朝速いの?」
「ゴンドラは8時15分が始発みたいだから、7時前に出ればいいかな?」
「その前にちょっと車借りていい?クリーニングに頼んだスーツを取りに行きたいんだ。明日着るんだけど・・・7時には店が開くから」

ということで、翌朝は次男がクリーニング屋から帰ってから出発することになったのでした。

(つづく)
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