今回はFT書房第一回ミニ・ゲームブックコンテスト大賞作品、「ワナの真ん中で愛を叫ぶ」をプレイさせていただきました!
応募版なので、公開版とは内容に一部変更がある場合があります。
なお、ネタバレしていますので、FT新聞読者の方は、381号の作品をプレイしてから読むことをお勧めします。
FT新聞読者でなくとも、ツイッターでのプレイも可能です。
https://twitter.com/ftgamebook
●これまでのあらすじ
いろんな愛の形があるんだね……(遠い目)
●アタック06
♪広いひたいに バッテン印
あたまのぼうしにゃ ホシみっつ
あ、そーれ ブンガチャッチャ ブンガチャッチャ
黒いメガネを みかんの鼻にのせて
きょうも ブンガチャッチャ西東
かたで風切る赤マント
その名は ブンガチャッチャ ヤナカンジ
というわけで俺の名は八名完次。
終世のライバル、へぼ探偵荒馬宗介にいっぱい食わせてやろうと情熱のティアラを盗んだが、ワナにかかってブンガチャッチャ。
こうしていてもはじまらん。
脱出のための作戦を練るぞ。
ここまでのアタックで気になるところはいくつもあった。
守衛室では鉄のボウルが使えるらしい。どこかで手に入るのだろう。
グラマラス美女、虎イモムシの部屋では、燻されてるか聞かれた。
そしてもち肌の令嬢、白雪姫の部屋では油の臭いがした。ここが繋がってるのは間違いない。
キャンディーガール、オークキング(サイズ的な意味で)の部屋では腐肉つきの骨の有無を訪ねられた。腐った肉を探すミッションが必要だ。
さあ、この材料をもとにどこに入るか検討……
って、まだ入ってない部屋あと1つだけや!ww
「冷たく美しい眠らずの姫」
ずるずると何かを引きずる音と腐臭。
ああ、いかにもゾンビ系の何者かが「かゆい、うま……」って言ってそうだナー(遠い目)
そうか。眠らずの姫ってのも、単に眠り姫からの連想じゃなくて、眠らない存在、アンデッドを示してるのか。
はた。
ゾンビ系の何か……って、生命ないんちゃう?
ゾンビには惚れないかもしれない!
期待を持って扉を開けてみましょう。
出た! 出ましたよゾンビ!! やっぱりゾンビでしたよ!!
*腐り切った全身に虫がわき*
げげっやばい、と一瞬思ったが何も影響なかったようでほっとする。
ゾンビは大丈夫とひと安心したものの、虫がわいてるのは計算外だった。
そしてどうやら虫は「生命ある者」の判定外の存在らしい。助かった。
この女ゾンビは俺が見てても惚れない唯一の存在だ。
このまま朝まで語り明かしたいところだが、襲ってくるのでそうもいかない。戦わなければ生き残れない。
そこでどうするか。短剣で切りかかるか。棍棒でぶん殴るか。
まあ、普通に考えて短剣で切り付けるよりも、棍棒でぶん殴る方が効果がありそうって思うでしょ?
でも、違うんだなぁ〜。
ここで注意すべきは進むべき番号。
短剣はパラグラフ13へ、棍棒はパラグラフ14へ。
おわかりだろうか。パラグラフ14と言えば、かの有名なデスナンバーであるということに。
つまり、ここは短剣で戦うのが正解ということに!!
やられました。不正解orz
知らなかったよ。14パラグラフの存在って、それだけでトラップになるんだね。。。
●アタック07
自分で言うのも何だけどね、多分、俺、このゲームのクリアの最長記録なんじゃないかな〜。普通もっと短い回数でクリアできてるよね。そんな気がする!
挑戦者も7人目。大どろぼうホッシャンプロッツ。つばひろの帽子、もじゃもじゃ黒ヒゲ、かぎ鼻の、ドイツ生まれの大悪党。もどき。
さあ、今度こそ!
と言っても、今回最初にやることは決まっている。
当然、女ゾンビへの棍棒リベンジからだ!!
先人たちの教訓を生かし、まずは「冷たく美しい眠らずの姫」の部屋へ。
そこに待ち受けるネグリジェ姿の女ゾンビの力まかせの誘惑を、棍棒でぶっ叩いてぶっ叩いてぶっ生き返す。
そしてこの女ゾンビの身体の一部である腐肉つきの骨をいただく。代わりに棍棒は置いていかないといけないが問題ない。予定どおりだ。
次に、「食べるの大好きキャンディーガール」の部屋へ。
前は小さなカビチーズで失敗したが、今回は腐肉つきの骨を遠くに放り、オークキング(サイズ的な意味で)が気を取られている隙に♪俺も知らない謎の小袋80袋♪をゲット。ウソウソ。1袋。中身は火打ち石。
これで次の展開が読めた俺は、「艶めくもち肌のご令嬢」の部屋へ。
油臭い部屋の中に入り、足を捕まれたところで、火打石で火をつける。えらく簡単に火がつくもんだな。まあ細かいツッコミはいいんだよ。
白雪スライム姫はラード製品だけあって燃える燃えるよく燃える。
一緒に居た愛人1号の「いとしいしとー!」って悲鳴も聞こえたが、それどころじゃないので脱出。
これで、すっかり燻されてしまい、火打石も失ってしまった。
これまで手に入れた持ち物をまるっと失っているので、かなり不安になる展開ではある。
けど、過去の経験から、この「燻されている」ことが重要だということがわかっている。
さあ、「褐色のグラマラス美女」の部屋。
中に入るが虎イモムシは現れない。
どうやら、燻されているニオイが苦手な模様。
そのため部屋の中をゆっくりを見てまわり、鉄のボウルを手に入れることができた。
いよいよ最後の守衛室だ。
こちらから鍵を開けることはせず、扉をガンガン叩く。
♪ダンダンダンダンディンダダン バンバンバンバンズンババン ガン! ガン! ウォリャー!
破ァ! 裏ィ! キェェェン! ポリマー!と勢いよく叩いていると中から扉が開いた。
そこをすかさず鉄のボウルでグワァラゴワガキーン!とホッシャンプロッツホームラン!!
一撃必殺。
見れぬなら、殺してしまえ不如帰。
俺が見ても何の問題もなくなった拷問マニアの守衛を放置し、屋敷を脱出する。
あとはとにかく、生き物を見ないまま朝を迎えればいい。
ああまで変態的な怪物に惚れてしまう危険はなくなったものの、とりあえずの危険を脱したというところだろう。
夜は長い。
とんでもないオチが待っていないか用心は必要だ。
変態商人ウップルハックめ。いつかコテンパンにしてやる。
だが、それはまた別の話。今回のところは無事に脱出できたところで話を終わろう。
感想
アタック07でクリア!
アタック01 守衛にらぶらぶナッガマンテされた
アタック02 虎イモムシに愛の捕食
アタック03 オークキング(サイズ)と愛を育むことに
アタック04 白雪スライムの2号さんに。ルーンが尽きるまで養分吸われるヴァルヴレイヴ状態。
アタック05 朝を待ち囚われの身に。一番マシだが愛のパゥア不足で一番不幸を噛みしめる
アタック06 女ゾンビに短剣は効かなかった。14が正解というのはそれだけでトラップ成立なんだなーって思ったw
アタック07 ついに脱出!
うわーいアタック07までかかっちゃいました。もう、舐めつくすようにプレイしたと言えましょう。自分で言うのも何ですが、最初の正解の部屋に到達するまで、こうまで外れ続けるとは!w
そして感想ですが、コレ、一発で正解を出せば良し、ではなくて、ゲームオーバーを楽しむゲームと言えましょう。そういった意味では私がこのゲームを一番堪能したと言っても過言ではない! そしてどのゲームオーバーもおぞましくグロテスクでありながら、主人公はあくまで幸せを噛みしめながら逝ってしまうのがいい。全ての死に様を楽しませていただきました。逆に正解ルートだと、どの怪物も、守衛でさえも姿も特徴も現れないままの脱出になっちゃいますからね。コンセプト的にも。本当にゲームオーバーあってこそのゲーム。ゲームブックの特徴を活かしきっていると思います。
単発ショートのゲームブックではインパクトのある一ネタで勝負!ってところも見事にはまっています。この超媚薬&情熱のティアラのコンボのインパクトにはやられました。いや〜、面白いですねコレ。完成度高いと思います。
さて、些細な点もありますが気になった点を少し。
30パラグラフ 短剣で突き刺す、と、鉄のボウルでぶん殴るの二択になってます。
が、ここに来る時に棍棒を持っている場合もあります。棍棒も鉄のボウルと同じくぶん殴る系の装備なので、何で棍棒を捨ててまで鉄のボウルを手に入れるために危険を冒さなければならないんだろう、というところはありました。少なくとも守衛に対して棍棒を使う選択肢は必要ですし、それを入れたうえ、結果何故ダメかということを説明できればいいと思います。でも、今のままだと、棍棒あるんならそれで殴り倒せばいいじゃん、という風に読めちゃうんですよねぇ。棍棒じゃ威力が足りなくて、うずくまった守衛の看病を始めてしまう、とか?ww
(→棍棒使えるように修正されました!おかげでまさしく素晴らしくもおぞましい世界がひとつ追加されました!)
最後に、プラスワンで思いついたネタを1つw
32パラグラフで守衛を殴り倒し、やったー脱出だーと安心しきったところに最後っ屁をひとつ仕込んでも面白いかも。
例えば具体的には、ここまで使用することのないカビたチーズ。
32パラグラフで守衛の部屋を物色して金目のものを漁っている時に、カビたチーズを持っているかと選択肢。持っていると、部屋にネズミが出現。あるいは守衛がハムスター(ないないw)飼ってたとか。そしてネズミに恋してしまう。すぐに小さな穴に消えてしまったネズミを求めて部屋に留まっているうちに捕まってしまう。カビたチーズは持ってきてはいけない持ち物だったのだ、みたいなのとか。脱出には成功するもののネズミを連れ帰り、歪んだ愛の日々を過ごしちゃうほのぼのバッドなエンディングでもw
ところでこの超媚薬。
相手を見なければ1日で効果消滅、でも見てしまったら媚薬効果永続ってのはなんとも矛盾をはらんでる気がしないでもない。
が、そんなのはここで突っ込むのはナンセンスというもの。
っていうより、媚薬効果が1日で切れて正気に戻った方がより地獄を見そうですから、このままいい夢見させてください。。。ww
なお、FT新聞はこちらに登録することで読むことができます。無料です。
ゲームブックやファンタジーに関係した記事や企画が毎日届きます☆
メルマガ登録フォーム
↓
http://tandt.market.cx/acmailer/form.cgi
ログインしてコメントを確認・投稿する