ようやくこの本についての日記も終わりです。
今年はセナ死後20年ですが、自分がどんな気持ちであの日を迎えるのかわかりません。私はあくまでプロストのファンであって、アンチセナではないのでね。彼のドライバーとしての能力、業績については敬意を払っているつもりです。ただ、好きにはなれそうにはありません。
前にちょっと触れましたが、どっちが偉大だ、セナのどのテクがプロストを上回っているという話は私にとってはどうでもいいことです。ただ、もしそれでもそんな話を仕掛けてくる輩がいれば、私の全小宇宙を燃やしてでもお相手いたします。
福沢の話は改めてひどいです。書き忘れましたが、かれは福沢諭吉の曾孫なのです。福沢家の名誉と大企業のメンツがぶつかった裁判の和解金は6000万円台。安すぎます。かなり無理な比較になりますが、冤罪が証明された免田事件の被告、免田栄さんに払われた国家賠償は9000万円です。
小河等にF1のオファーがあったと書きましたが、実は星野やロス・チーバーにもオファーがありました。しかし、2人とも「プロのレーサーはお金を払うから乗ってくれと言われて乗るもの」との信念に基づいて断っています。星野の場合はヘリコプター事故で右腕を切断したナニーニの代わりに2000万円の持参金でベネトンからオファーがありました。当時の星野なら、2000万円くらいすぐにでも用意できたと思います。ピケvs星野、見たかったなあ。
ただ、話はそう簡単ではなかったかもとも思います。星野はF3000にかなりの資金を投入してチューンアップしてたのですから早いのは当然です。そう考えると、私はネルソンに軍配をあげます。
最後に、ところどころで発言していた長谷見からはバランス感覚を感じました。
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