幻想　那智の滝

大晦日の日没から元日の日の出頃まで那智の滝がライトアップされる。
年の変わる頃からは人出も多くなるだろうと、大晦日の夕方に行く。

この時期は６時を過ぎれば暗い。
観光客が去った那智山は静かだった。

昨年は母の死で終わってしまったようだ。
だが、その死は暗いものではなかった気がする。
ああすればよかったとか思うことはいろいろあるが、いい死に方をさせられてあげたのではないかと思う。
那智山で祈った想いが通じた。

昨年は娘に３人目の子供が生まれた。
私には３人目の孫だ。母には５人目のひ孫だ。
命は受け継がれるのだ。
それでいいのだと思う。

青空の下の那智の滝は生命力に溢れている。
ライトで照らされた那智の滝、それは人工的なものかもしれないが、自然には見えない奥深いものが照らし出されるのかも知れない。

幻想的な那智の滝、それを見て良かったと思った。
それだけでいい気がする。

ありがとう

さあ、今年はどんな年になるでしょうか。
わくわくな気持ちをずっと持ち続けられますように。