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2013年11月07日20:03

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中音量でも体に感じる音

ウィーンのシューベルトホールで感じた音が、あまりにも衝撃的でした。冒頭のチェロのひと弾きで「ブーン」と言う音が体に「ブーン」と響いてきたのです。しかもホールの中ほどに座っていましたので、ステージからはかなり離れた位置でしたので、音量もそれほど大きくはありません、にもかかわらずです。この聴こえ方・感じ方が気に入りました。だから自宅のオーディオ再生にも、このサウンドのエッセンスを取り入れたくなりました。
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こんな経過ですので、なぜこのサウンドが生まれたのか、どうすればこのエッセンスが取り入れられるのかを分析する必要が出て来ました。いろいろ考えた結果、自分の解釈は以下です。

シューベルトホールは座席数300名程度の小ホールです。平土間のシューボックス型で、形に特徴のあるホールではないのです。ただ、このホールの特徴は天井にありました。形はかまぼこ型のアーチを描いており、アーチ部には花模様を形取った細かな凹凸を持った細工がされています。

そこで聴くサウンドを注意深く聴いていると、高音が上から降り注いでくるような音に感じます。もちろん音が上から聴こえるのではありません。あくまで体に感じる音が上から降り注いでくる感覚でした。これは楽友協会も同じです。かなり高い領域の高音が上から降り注いで来る感覚なのです。この感覚を比較すると、シューベルトホールの方がより強く感じることに気づきました。

楽友協会の天井
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この聴こえ方とホールのつくりから察するに、天井部分での音の拡散がこのような聴こえ方・感じ方の理由ではないかと想定しています。

以上から、このエッセンスを自宅のオーディオ再生に取り入れようと、聴感上の高域の反射音を上から降り注ぐように試すことにしました。

ただ以前に下の写真のように、試して取りやめにした経過があります。楽友協会の体験から、上から降り注ぐ高音を竹箸を使ってトライしたのですが、音像までもが上に持ち上がってしまったので採用を中止した経験があります。ですから、この時の反省を盛り込まないと、また同じことの繰り返しになってしまいますので、これが悩みです。
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その他には、左右や前後、上下の音のバランスが整うと、音が体に響いてくることを経験的に感じています。これについても、更なる微調整を進めようと考えています。

「上から降り注ぐような高音」「反射音のバランスを整える」この2つが「中音量でも体に感じる音」を実現するための方策と置いてのサウンド作りを行おうと考えています。過去の反省も踏まえて、実行にあたっての材料は下記の二つを選んでみました。
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