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2013年09月28日23:00

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2013晩夏-南相馬-最終

福島の人たちが一番困ってるのは「先の見通しがわかんない」ってことです。
まあ、結局は原発がどうなるのかわからない…ってことなんですけど。

わからないのはしょうがない。
一番いけないのはわからないくせにしたり顔で「危険だ」と危機を煽ったり、逆に根拠が不確実なのに「安全だ」と言ったり。
現地を実際に見ないで、憶測やウワサ話などで「それがあたかも事実であるかのような」ことを流布させて言ってはいけないと思います。

わからないのはしょうがない。世の中、わからないことだらけで、結局、放射線のこともまだまだわかっていない。素直に「わからない」って言えばいいんです。
でも、世の中や世間は「わからない」ということを由としない。なんでなんだろう?
それが無責任を生み出す事にもなりますね。
それに、わかんないことに理由をつけて「わかったように何か言う」って結局は「嘘を付いている」のと同じでしょう?

あと、放射線障害=がん がん=不治の病=死
という構図もやめましょう。

だいたい2〜3人に1人はがんに罹る世の中ですから。
福島の人たちならず、がんの患者さんたちにも非常に失礼です。
てか、がんでも治ってる(寛解している)人はいっぱいいますし。
放射線の影響が出てきてがん化して…ってまでには時間がかかります。10年とかはかかるのではないでしょうか?
あと10年では「がん」に対する考え方や治療法も今とは比べ物にならないものになっているでしょう。
人類の英知とか科学(医学)の発展をなめていますねー。

基本的には甲状腺がんが問題になっていますが、一般的に甲状腺がんは性質のいいがんです。
的確な治療を施していけば心配のないがんです。

実は遠藤先生のご専門は甲状腺腫瘍です。
被災地の子どもたちの甲状腺検査にも携わっていらっしゃいます。
「危ない」とも「安全」とも結論づけていらっしゃいません。というのはやっぱり患者さん一人ひとりの問題だからです。
不安と怒りでいっぱいだったお母さんが、定期的にしっかり健診を受け、その中で子供を守って行こうと前向きになっている。それを応援していく…医師の立場で。。。というスタンスだと思います。
一人ずつ丁寧に診療を続けていって個々の不安を取り除いてあげるのが最良の方法でしょう。

病気は個人個人のものですので、一般論で言ってもあまり意味が無いんです。
特にがんは100人のがん患者がいたら100通りのがんがある…とも言われています。

まあ、世論では福島県の子どもに対する甲状腺検査に関していろいろと疑問を呈しているのも見受けられます。
情報公開(開示)が不十分で、「県の検査は『安全です』という結果ありきで賠償の低減が狙いではないか…」という憶測も出ているようです。

すべてが「危険だ」と言い出すと、いやホントに何もかもが危険で。
根拠があって「安全だ」と言ってるのにも、「情報操作だ」「政府は国民に嘘をついてる」「信じられない」になってしまうし。

そうなった責任にはハッキリしない政府や東電の態度ももちろんあったわけだけど。

「ま〜大丈夫だよ。なんにも心配する必要なんてないさ〜」という呑気派は少ないのかな?←まあ、コレも問題なくはないけど。

でも、政府はなにもかも安全って言ってるわけではなくて、事実、計画的避難区域とか設定してるわけでしょう?
危険なものは「危ない」って、取りあえずは言ってるわけじゃないですか。

政府はそんなに国民を欺こうとしてるとは思わないんだけどなぁ。
なんで、国民はこうも懐疑的になっちゃったんだろう?

前政権が毅然としていなかった…からなのかなぁ?

こういう時だからこそ、素直な優しい心がほしいよね

今は無人駅というか…営業休止中の大高駅だけど。
昼間の立ち入りが許可されてから駅前の花壇に花を植える人たちの輪ができてきたそうです。
フォト

↑コレ

こういう何気ない暖かい心の通い合いが、今本当に必要なんじゃないかな?
それは被災地に限らず。。。。今の日本に。
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