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2013年09月24日16:02

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キングオブコント2013

まずは、かもめんたるおめでとうございます!今、つぶやきを見たら、「鬼ヶ島が優勝しなくて良かった。ちっとも面白くない」とのコメントが沢山あって、笑いました。私のライブ仲間は、きっと正反対のコトを言うだろう。私のライブ仲間は、鬼ヶ島好きが多いですからね。まぁ、それで良いんですよ。笑いなんて、個人の趣味・嗜好で決まるのです。自分が面白くないと思えば、それは面白くないもので、そのネタが、自分なりの咀嚼が出来、理解出来れば面白いものになったりするワケですから。

ジンカーズ馬場氏がツイッターで『『理解できないもの』と『つまらないもの』の区別ができず 自分の理解を超えるもの全てをつまらないと蓋をしてしまうのはごく簡単なこと 逃げであり恥ずべきこと だと思ってます』とコメントをしていましたが、私もそう思うけれど、これは、馬場氏はプロだからの発言かな?とも思い、同時に、シュールなコントを得意とするジンカーズ馬場氏らしい発言だな・・とも思います。

で、毎回書いてしまいますが。
私は、表現モノに、点数を付けて順位を付けるというコトに懐疑的な人間です。個人の趣味・嗜好が多く影響する表現モノにおいて、点数を付けて順位を付けるコトになんの意味があるのだろう?と思うのです。

ピカソ、ベーコン、モネ、ルノアール、ダ・ヴィンチ、ルソー、カラヴァッジョの絵を並べて、「さぁ、この中から点数を付けて1番を選びなさい。」と言われても、それって意味あるんかいな?と思うのと同じです。私は、この中ではカラヴァッジョが1番好きだけれど、日本でこの絵画で点数勝負したら、私が苦手な印象派のモネが1番になるでしょう。私は違うけれど。それだけのコトです。

だってサ。青木繁が、満を持して展覧会に出した『わだつみのいろこの宮』のその時の評価は、3等末席だったんですよ。今はこの絵、重要文化財ですよ。その時の審査員、よっぽどぼんくらだったんかい!って話じゃないですか。美術ジャーナリストの山田五郎氏曰く「その時優勝した絵も見たケド、凡庸でつまんない絵なの。こっち(わだつみ〜)の方が、よっぽど良い。」と。
表現ものって、ようは、そんなものだと思うのです。時代によって、評価が変わってしまったりね。

では、私にとって、こういう賞レースは何の為にあるかと言えば、ゴールデンタイムで、芸人の本領である、ネタをやる番組が出来ることにつきます。そして、彼らが多くの人に認識され、それで彼らの仕事が増えれば良いと、そう思います。

私は、ただのお笑い好きです。お笑いフリーク歴39年で、ライブに行くようになって24年が経ちますが、そんなにお笑いに詳しいワケじゃない。きっと、お笑いが何たるかも分かってやしない。
でも、39年間、お笑いが好きである・・・という愛情と、24年間舞台で戦っている芸人を見て来た、その一生懸命な芸人にエールを送っていた・・という自負は何処かにあるのです。クソみてえな自負にしても。私は、自分の命を救ってくれたお笑いにお礼をしなくちゃいけないけれど、そのお礼は、お笑いを好きでいることなのかも知れない・・・そんなコトを最近思います。

あと、あそこにいた芸人さん・・・審査員も含めて。絶対「自分達が1番面白い」と思っているはずです。そうでなければ、怖くて舞台なんて立てない。そんな芸人さんに、審査させるのは、ちょっと酷な気もするんだけどね。

まぁ、前述した、そんな思いがある人間が書くたわごととでも思って下さいな。

まずは、かもめんたるおめでとう!1本目のネタは、ビタミン寄席で見たやつですね。私の日記を遡ると、何処かにレポがある。
2本目は初見だったんですが、最後、槙尾氏が住所を書いてる部分で、う大氏の真意が分かり、ゾっとしました。「あ、コイツ、住所が欲しいんだ!」と。

かもめんたるのネタはドライですね。きっと、ウェットにすると、救いのない怖さがもっと濃厚になるんだろうね。だから、ドライに演じる。う大氏がインタビューで、2本目のネタのタイトルは「白い靴下」と言っていて、「都市伝説の怖さ」と言っていた。あぁ、なるほど、彼らの怖さは、狂気ではない。都市伝説の怖さなんだ・・・と思いました。もっと、“得たいの知れない何か”。

う大さんが、黄色の靴下持ってたのは、あの男の家には黄色い靴下しかなかったからなのかな?とも思う。実際、靴下は何色でも良いんだもんね。

ちょっと昔話。かもめんたるがWAGEだった頃。私の友達は、WAGEと同じ事務所で芸人をやっておりました。友達と話していたら、皆でわきゃわきゃしている輪には入らず、1人離れたところで、佇む青年が見えました。その青年は、少し怖そうに見え、私は「気難しい人なのかな?」と思いました。後々分かるのですが、その青年は、私同様、ただの極度の人見知りだっただけで、怖い人ではなく、お笑いにとても熱い青年でした。それが、う大氏でした。

そのライブでは、女の子のような可愛い顔をした青年が、チケットの販売をしておりました。友人がその青年を呼びました。その青年と話しました。その青年は、礼儀正しくて、ちょっと不思議ちゃんっぽい人でした。パワースポットなど、オカルト話が好きそうでした。その青年が、槙尾氏でした。

当時の彼らに「コント大会で優勝して1000万円取る」って言ったら、どう言うだろう?開口1番が「え?WAGEって、解散しちゃうの?」かも知れない・・・。

かれらは、これから沢山TVに出るかしら?

うしろシティ。確かに、トップバッターは、様子を見る為、点数は低くなりがちですが、それでも、低過ぎねえか?とは思った。前回のトプリもそうだけど。

私が、今のところ全部単独に行ってる芸人さん。私の好きな芸人さんです。
上京のネタと、100億円でしたね。100億円は、前回の単独ライブのシングルカット。単独ライブにて。金子氏は「100億!?」って言うのが楽しくて仕方なかったらしい。

1本目のネタって、私が見たやつと、オチが違うような。変えたのかな?ちょっとオチは弱くなっていたかも。時間の関係でかな?
1本目のネタ、「皆がJ−POP聴いてる時、阿諏訪くん、洋楽聴いてたじゃん。」って台詞がなくて、これ残念だったなぁ。時間の関係とは思うけど、私が爆笑した台詞なんだ。いたよ、そんな奴。クラスに1人は。

結構が調った綺麗なコントは、プロから見ると「俺らにも出来るは。」と思えるのかも知れない。なので点数は低くなるのかも知れないね。

アルコ&ピース
1本目の受精。私の日記を遡ると、5・6回このネタ出てくるぞ(笑)。平子氏が以前「俺、このネタ好きなんだ。」と言っていた。で、TV局に持って行くとディレクターに「僕は好きですケド・・・」と言われるが、オーディションには落ちると言っていた。「TV的にちょっと・・・」と言われるそうな(^_^;)。勝負かけたね。てか、ホントにこのネタ好きなんだねぇ。
私は、最初期にやってた、溶暗でオチの方が好きなんです。バンバン精子くんが、卵子さんにぶつかって行って「もっと来い!」で溶暗。
今の形態・・最後の平子氏の語りが入ると、何か現実に戻っちゃって嫌だったんだケド、TVなどの媒体だと、こっちの方が、やっぱり分かりやすいか。「壮大なあるあるコントです。」って言われると、「なるほど!」と・・・ならないか?(^_^;)
「8・2で辛いコトの方が多いケド」は、泣けるね・・・。でも、頑張って生きろ!ってね。

2本目の携帯屋さん。これも、擬人化コント・・と言えなくもないのか。
やはり、アルピの2本目も、綺麗に見えて、さほど点数が入らないのかも知れない。「良く出来たコント」より「自分では思いつかない発想の面白いコント」を選ぶってコトなんだろうな。でも、私は、このネタも好き。SDカードはさしずめ子供なんだろうね。母体(携帯本体)はダメでも、子供は助かったって言う。

こう見ると、アルピは、良い話を2本とも持って来たんだなぁ〜。

天竺鼠。私が好きな天竺鼠。1本目の方が好きだったかな。寿司屋の大将が出て来た時、子供のテンションが下がっていて、思わず「あぁ、まだ子供だから、大将がいなくちゃ、君の好きな、玉子もいくらも出て来ないって分からないんだろうなぁ〜」って思った(笑)。
子供が嫌っていたのは、サバかな?ヒカリものは嫌いなんだろうなぁ。

2本目は、ようはSEコントですよね。SEコント天竺鼠風。あれ、SEのタイミングを合わせてる人(後輩だろうか?キングオブコメディは、後輩に頼んだらしい。キングオブコントは、SE担当は、芸人側が用意するんだって。SE失敗したら、えらいコトになるもんね・・・)が、凄いと思う。顔を上げて、カンって音が鳴るのがタイミングが、凄く合っていた。ところで、轢かれた彼は、あの後ちゃんと病院に行けたのだろうか?あの青年に連れてってもらったとしたら、音が病院内で鳴りっぱなしでうるさかったろうね・・・。

西のキチガイ(オイ)が、天竺鼠だとすれば、東のキチガイが、鬼ヶ島だろうか?いや、ガチキチガイは、おおかわら氏だけですが(笑)。
でも、やっぱり、狂い方は、ほのぼのしてますね。私の中では「ほのぼの狂って鬼ヶ島」なんだよな。1本目の悪魔祓いの方が好きだったかな。
しかし、野田君は、どのタイミングで悪魔に憑りつかれたんだ?ずっと憑りつかれていたのだろうか?あ、あれは、音楽の授業じゃなくて、悪魔を油断させる為に音楽の授業を装った悪魔祓いだったのかも知れん。ラッパー和田くん、ちゃんとラップで返しているんだよね。

2本目のあと、松本さんが「台本見せてくれる」って言っていたのがやたら可笑しかった。「ケペパ」って書いてあるんでしょうかね?エチュードで作っていきそうな気もするケド・・・最終的には台本に起こすのかな?

TKO。1本目のネタの方が好きだったかな。意地悪ですよね。実際ぬいぐるみが魂持って話し出したら、そら怖いよね。しかし、彼の元のぬいぐるみ姿は、どんな姿だったんだろう?目玉はあのまま飛び出しているんだろうか?(そんな怖いぬいぐるみあるか?)
木下氏が、ヒステリー状態のように、うさぎや、他のぬいぐるみを、投げつけ、足で踏みにじるのが、好きだった(会場から、悲鳴が上がってやんの(^_^;))。

さらば青春のひかり。『さらば青春のひかりファイナル』で言っていた、ROCKってコレかぁ〜。面白かったよ!「本当の敵は、ROCKだった。」って言う。「オマエ16歳からここで働いてるから、オマエの世間は、この工場だけやろ!」は確かにな。それで、世間馬鹿野郎〜的な歌は「工場馬鹿野郎〜」だよな・・・。
2本目のオカリナは、日記を遡るとレポがある。オカリナの値段8000円は、妥当な値段よね?と思ってしまうのだが、実際はどうなのだろう?穴の数を数えて「1つ1000円ですね。」が妙に可笑しい。最後のオチは私が見たやつとは変わっていたような。ハーメルンの笛吹き男みたいだったね。(笑)

ジグザグジギー。彼らは、ルーティングネタが得意・・というか、ルーティングネタがひな形なんだろうね。2本目の方が好きだったかな。「握力が・・・凄い」って言う。しかも、人差し指のみ強かった(笑)。あれ、人差し指だけでナイフを持つところ、宮澤氏は、実際に人差し指のみで持っていた・・よね?何かで貼ってるのかな?と思ったのだが、ナイフ落ちたので。やってみたら、結構大変だったぞ・・・。
ルーティングネタだと、途中ダレてしまったり、飽きられてしまうから、かなり上手く作らないと点数入らないよね。難しいコトをチャレンジするな。

今回は、個人的に、好きな芸人が沢山出ていたキングオブコントでした。
皆、面白いよ。てか、うしろシティ8位って言っても、2900組くらいいて、その中の8位なら、本来はこれでも凄いんだケドね。

あと、個人的に。「アルコ&ピースの1本目のネタに苦情が来ています。」で爆笑した。ツイッターを見たら、コレで芸人が悉く爆笑していた。
まぁ、何でもクレームつける奴はいるよな。どんなクレームだったんだろう?「射精とか言いやがって」とか?(それも笑うが・・・)
コレにクレームつけた人は、松尾スズキ氏&大竹しのぶさんのユニット『蛇*蛇』の『これからの人』を見せたい。
大竹しのぶさんが、精子の役をやっています。そして、大竹しのぶさんは「いざ行かん!卵子の元へ!」と高らかに宣言します。(遡ると、コレも何処かにレポがあるが) WOWOWさん、今一度放送して下さいっ。

ラブレターズ溜口さんのコメントが狂気だった。緊張していたのかも知れないが、何だあのテンション(笑)。

因みに。あれ、芸人さん曰く、審査してる方も、いつ、ダウンタウンにコメントを求められるか分からないので、緊張して、ゆっくり出来ないそうです。
面白い返ししないといけないんだもんな。

もし、気になった芸人さんがいたら、ライブで見てみたり、DVDを借りて見たりするのも良いと思います。

とにかく、かもめんたるおめでとう!はばたけかもめ!ですね。「私はかもめ、いいえ、芸人。」(チェーホフ風)

『キングオブコント2013』かもめんたるが6代目王者に
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=2588000
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