mixiユーザー(id:2471537)

2013年09月19日22:42

11 view

穂高縦走3 やったぜ!穂高全制覇

フォト
穂高岳山荘の朝。
ご来光とか何ソレ状態。
今日は長丁場になるので、朝食を食って支度をするとサッサと出発する。

フォト
山荘を出るといきなりの岩登り。
クサリやハシゴものっけから登場しまくり。
身体はまだあったまってないわ、メシ食って間がないわでけっこうツラい。

そんなでも歩いてたらいつかは到着するのが山ってもんで。

フォト
7:00、奥穂高岳(3,190m)登頂です。
ここは穂高連峰の主峰であり、槍ヶ岳とともに北アルプスを代表する山。
日本で3番目に高い山でもある。
晴れていれば間近にジャンダルムの雄姿や360度の景観を望むことができるのに残念です。

何も見えない山頂でいつまでも天気を嘆いていても仕方がないので先へ向かう。

フォト
ガスの吊尾根をゆく。
初日に河童橋からこの吊尾根がよく見えたなあ。あの時はここからの景色もよかったんだろうなあ。
結局今回は山の上からは何も見えずじまいかあ。残念やなあ。

と思っていると…。

フォト
おや?

フォト
おやおや?

ちょっとずつガスが晴れてきた。
おお、上高地が見えるぞ!
これにはテンション上がる。景色が見えるっていいなあ。
前穂の上も晴れてたらいいなあ。

フォト
そんなこんなで紀美子平に到着。
ここに一旦ザックを置いて、空身で前穂へ向かう。
ちなみに紀美子平とは、重太郎新道を拓いた穂高岳山荘の初代オーナー今田重太郎が、幼い娘紀美子をここに寝かせて作業に励んだことから名づけられたそうな。もっとロマンティックな由来かと思ったら…。

そんな紀美子平から前穂へは往復約1時間。
しかし昨日と吊尾根の疲れが抜けないひるねが予想以上に手こずり、かなりの時間を要してしまった。

それでも歩けばいつかは着くのが山ってなもんで…

フォト
10:15、前穂高岳(3,090m)キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
これで北穂・奥穂・前穂の縦走が完成です!
ついでに、以前登頂した西穂高岳を合わせて、穂高岳全制覇だぜ!!

フォト
画面左:明神岳と明神槍、画面奥:霞沢岳。
360度の絶景とはいかないが、それなりにガスも取れてようやく待ちに待った展望が。まあこの写真撮るのに20分待ったんですけどね。
3千メートル峰を4つも踏んでやっと見れた景色ですよ。そりゃ嬉しいですよ。

山頂で長居して紀美子平へ戻り、ザックを回収していよいよ最後の大下り、重太郎新道へ。
フォト

重太郎新道は、標高差700mを一気に下る北アルプスきっての急坂で、死亡事故も多数発生している。
特に下山時の転滑落事故が多く、ここまでの歩きで体力と気力を消耗している我々にとっては一瞬たりとも気を抜けない場所である。疲れているが、気を引き締めていかねばならない。

フォト
ヘニョヘニョのハシゴ。

フォト
雷鳥広場。ライチョウはおらず。

フォト
降りてきた道を振り返る。画面中央にS字にくねっているのが登山道ね。

フォト
ガスの中から姿を見せた西穂高岳。奥穂方面は依然濃いガスの中。

フォト
岳沢パノラマ。画面奥に焼岳が見える。

フォト
岳沢上部の雪渓。水が流れ落ちる音が聞こえる。

フォト
15:15、ようやく岳沢小屋に到着。長かった…。

フォト
岳沢小屋でアイス食って休憩。
もっとゆっくり休んでいたいが、早く上高地まで降りねばバスの時間に間に合わない。
ちなみに、前穂3,090mから岳沢小屋2,170mまで一気に降りてきたが、上高地は標高1,500mでありまだまだ下である。
とはいえここからは斜度もゆるくなり、多少は歩きやすい道となる。疲れた足に鞭打ってペースを上げて降りてゆく。

フォト
岳沢名物、天然クーラー。岩の穴から涼しい風が出てきて気持ちいい。
ゆっくり風に当たっていきたいが、時間がないので泣く泣く先を急ぐ。

フォト
17:35、ようやく登山口に到着。さあ、バスターミナルへ急げ!

フォト
17:50、河童橋到着。魂抜けた顔してます。今日は12時間歩いたよ。
シャッター押してくれた人に「あの上から降りてきた」と言うと「えええっ!?」とナイスリアクションで驚いてくれた。

大急ぎでバスターミナルへ。18時2分前BT到着。
チケットを買ってバスにギリギリで乗り込む。フーやれやれ。

フォト
下山後の宿は坂巻温泉。3日間の汗を洗い流す。めっさ気持ちいい。
料理に関しては正直そんなに期待していなかったが、なかなかどうして美味かった。温泉も料理もいいし雰囲気もあっていい宿じゃないですか。

翌日は9時前にチェックアウトして平湯バスターミナルで土産を物色し、高速を乗り継いで堺へと帰ってくる。
展望的にはイマイチではあったが、なかなか濃いアドベンチャーな山行になった。
いつかはまた晴れた奥穂の頂に立ちに行くぞ。

フォト
10 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2013年09月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930