9月の11日から3日かけて穂高連峰を縦走してきた。
穂高連峰は、槍ヶ岳と並んで北アルプスを代表する山で、主峰は奥穂高岳3,190m。富士山、北岳に続いて日本で三番目に高い山である。
前日の夜中に堺を出て、時々仮眠をとりながら長野県へ向かう。
そして下山後に宿泊予定の坂巻温泉に車を置かせてもらい、そこからバスで上高地へ向かう。
早朝の上高地。梓川にかかる河童橋の上に、これから向かう穂高岳が美しくそびえる。
橋の真上にあるのが前穂高岳、吊尾根と呼ばれる稜線をはさんで左側にあるのが奥穂高岳である。ここからは見えないが、さらに向こうに北穂高岳という山がある。
今回はこの北穂・奥穂・前穂の三峰を縦走し、以前登頂した西穂高岳と合わせて穂高岳全制覇を成し遂げようという趣旨である。
朝6時に河童橋を出発。素晴らしい天気である。
上高地からしばらくは歩きやすい遊歩道。朝の光が木漏れ日となってやわらかく降り注ぐ。
河童橋から1時間ほど歩いたところに明神という場所がある。
ここには前穂高岳の衛鋒である明神岳を望む明神池という場所と、日本アルプスの総鎮守たる穂高見命を祀る穂高神社奥宮がある(ちなみに本宮は安曇野、嶺宮は奥穂高岳の頂上にある)。
静謐な佇まいを見せる明神池。
今まで立ち寄ったことはなかったのだが、今回は初日の行程に余裕があり、穂高岳無事登頂を祈念するつもりで参拝することにした。
拝観料は一人300円也。
横尾までは歩きやすい整備された道。横尾山荘でちょっと早めの昼食を摂り、横尾大橋を渡るといよいよ本格的な登山道に入ってゆく。
横尾大橋。
屏風岩。下から見上げるとすごい迫力。
ロッククライミングのメッカでもあるそうな。あんなとこ登るんスか。
本谷橋。ここを過ぎればいよいよ傾斜もきつくなってくる。
13時半、涸沢到着。
ここは北・奥・前穂の稜線に囲まれた氷河圏谷で、穂高岳登山のベースキャンプ的な場所である。
10月には色とりどりの美しい紅葉がみられ、たくさんの登山者が訪れる。
涸沢ヒュッテ到着。
涸沢ヒュッテは屋根の上に展望デッキがある。実に素敵な場所です。
涸沢カールを眺めながらソフトクリームを食う。
今日泊まる涸沢小屋。
小屋の右上には、北穂高岳へと続く登山道が伸びている。
ちなみに、涸沢小屋の真上にあるピークの右側に見えているのが北穂高岳。
涸沢小屋到着です!!
涸沢カールに乾杯!うっ美味い!!
屏風岩の左に顔をのぞかせているのは常念岳のような気がするが、どうなんだろう。
涸沢小屋の夕食。
今日の快晴っぷりに反して、明日はイマイチな天気らしい。
北穂からの縦走路はかなりの難所でけっこうな危険個所もあり、特に雨天における通過にはかなりの危険を伴うところである。
それに北穂から大キレット越しに望む槍ヶ岳の姿は素晴らしいと聞く。なんとか天気がもってくれればよいのだが…。
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