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2013年08月06日00:51

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【チラシのウラ】 最善ということ

「戦争を終わらせるために原爆が必要だったというのはアメリカ人の幻想」

この言葉は、この『幻想』を信じる人たちにとっては、「売国奴/媚日派の言葉」でしかない。


戦争には、よりよい終わらせ方と、いまいちの終わらせ方、悪い終わりがあるらしい。
「幻想を信じるアメリカ人」にとってはそうだし、アメリカ人に限らず、少なからぬ人が、そう考えていて、戦争が起きたら、よりよい(マシな)終わらせ方を模索する。


だが、最善の終わらせかたも、始めないことには、及ばない。


『過ち』とは、まさに、そのことではないか?『善い終わらせ方』があると思うこと、それ自体こそが、最初の、そして最大の過ちなのだ。
終わるまでに流される血、失われる命は、そこでは、真摯に顧みられていない。

「戦争から得た反省」とは、まさに、そういうことではなかったのか?

あの敗戦を、あの当時の責任ある大人として迎え、終わりに至るまでに(まだ続くはずだった)多くの人生が失われてきたことを実感してきた人たちも、もはやほとんどいない。


『続くはずの多くの人生をまとめてそこで終わらせる』ということについて、マジメに想うときが、人生でほんの数分でもあればいいのだけれど。

そうすれば、「最善」以上の、「最善」以前の道こそが、目指すべき道だと、どうして気づかずにおれようか。



■原爆が必要だったというのは幻想…ストーン監督
(読売新聞 - 08月05日 08:53)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=20&from=diary&id=2529551
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