相馬野馬追

私達のボランティアってのは会場のゴミ拾い。
観覧客の皆さんにゴミ袋の配布…などです。

祭りが始まってしまえば特にやることはなく、ゆっくり観覧させて頂きました。

今年は430頭の馬が集まったといいます。
馬も着飾って、甲冑を着た武者たちが次々に集まってくるのはなかなか壮観。

小さな女の子もいて。
みんなが祭りを楽しんでいる。で、みんなが誇らしげ。
　

本当に祭りのある町はいいなと思う。

東北はこの相馬野馬追を皮切りに。。。
今は立佞武多、ねぶた祭の真っ最中ですね。秋田の竿燈まつりも。仙台七夕まつりも明日から。
そして、黒石よされが14日から…。

ちなみに地元杉並の高円寺の阿波踊りは24日から…。

まずは競馬。競馬って言っても勝馬投票券とかオッズとかないけど（笑）
それでもパドックみたいなところはあったり。
一周1000メートル。ダート。前の日の夜、大雨が降ったので、かなり重馬場。

ゲートがないのでフライングする馬、出遅れる馬…それぞれでなかなか面白い。
サラブレットもいるし、モロ「農耕馬」ってのもいたりして。


甲冑も重さが30kgくらいあるらしい。
それをまとっての全力疾走。結構間近で見られるのも嬉しいです。


競馬が終わると「御神旗争奪戦」花火で空中に打ち上げられた御神旗が落ちてくるのを奪い合うというものです。
馬が群がっていく様はまるで合戦さながら。御神旗は敵の首をイメージしているとかですし。


ただこれは相当ハードで。

競馬も含めて落馬事故で救急車出動3件。
また、馬の骨折も1件あり…　かわいそうだけど薬殺処分になるとのこと。
祭りに事故は辛いけど。

この日は馬鹿みたいに暑くはならず、心配していた熱中症で倒れる人も少なく（それでも何件か救急車来てましたが）。去年はボランティアスタッフまでもが熱中症で倒れる…という凄まじい猛暑だったとのことで。熱中症対策ばかり厳重にしてきたのですが。

また、心配していた雨も降らずにすんで。雨が振って甲冑に沁みるとクソ重たくなってしまうんだそうで。観覧席も完璧屋外なのでキツかったろうなと思います。

祭りが終わって、あんなにいた観覧客（4万5千人）が嘘のようにいなくなり。
「祭りのあと」って雰囲気。
でもみなさんとてもマナーがよくて。
ゴミを拾おうにもゴミが落ちてなくて…。
思いもよらず作業が早く終わって帰路につくことができたのでした。