■山行概要
◆【富士山】
宝永山(2693m)
◆2013/6/30(日)ガス
◆所要時間5:30(コースタイム3:30)、累積標高差383m、歩行距離約4km
◆8:30/富士宮口五合目レストハウス(標高2380m)⇒9:00/富士宮口五合目
登山道(標高2400m)⇒9:35/六合目(標高2490m)⇒9:50/宝永第一火口縁⇒
10:05/宝永第一火口底(標高2420m)⇒宝永山山頂(標高2693m/ここで11:15
〜11:45まで休憩)⇒12:20/宝永第一火口底⇒六合目(ここで12:50〜14:20
までお昼休憩)⇒14:30/富士宮口五合目レストハウス
はじめにコースタイム5:30って所要時間のことね。今回休憩時間が2時間もあるので、実際に歩いた時間は往復で3.5時間くらい。標準コースタイムとニアリーですね。
今年は富士山が世界遺産に登録されましたね。そんな本年の富士山山開き前日の6/30(日)、宝永山に行ってきました。今回はいつもの地元メンバーN尾さんの企画で、何やら「富士登山に向けた高地トレーニング」ってことらしいです。「富士山に向けたトレーニングのお付き合い」の第3弾ですわ。
まあ確かに子供達は高尾だの丹沢だの、低山にしか連れて行ってないですからね。標高2600m前後のハイキングを経験させるのはそれなりに効果あるかも。でもウチは次回の富士山、子供行かないし、かみさんも自分も富士山自体は登頂経験あるし、てか富士山よりキツイ山に何度も行ってるし。正直今回「トレーニング」として見た場合、得るものはないかな、と。
まあ山行日程が日曜だし、あんまり疲れるのもイヤなのでハイキングならちょうどいいかな、ってことで珍しく家族3人で参加しました。今回は「ハイキングなら行く！」と、登山だと参加しない方々が多数参加。5家族15人の大所帯となりました。
早朝5:30に横浜を出発。途中コンビニで買出しなどして8時過ぎには富士宮五合目に到着するも既に駐車場は満杯状態。何とか駐車するも、後10分遅かったら駐車できませんでした。その時は全く気にも留めてなかったのですが、翌日の山開きに山頂で御来光を眺めようという登山客が押し寄せていたのですね。はあ。
ちなみに天候はガス。真っ白で何も見えません。昨年の富士山も視界ゼロだったなあ。簡単に言うと五合目から六合目に上がり、そこを右方向に進むと火口がある。火口に下りて反対側に登ると宝永山。ただ、すり鉢状の火口を登って上がるのがメチャしんどい。砂礫の急登、リアル蟻地獄。三歩進んで二歩下がる、みたいな。歩いても歩いても前に進まない。これは疲れる。
ハイキングなら、と参加した普段運動しない方々は大人も子供のヒーヒー言ってる。まあ確かにねえ。距離も標高差も正直散歩レベルですが、あのザレ場はないわあ。高尾山感覚でスニーカーとかで来るとえらい目に遭うわこれ。最低でもハイカットの靴とゲイターはマスト。これがないと歩くことすらままならない。
そんなこんなでやっとこさ馬の背に上がり、無事宝永山のピークに到着。景色は何も見えない。お椀の内側から上がってきたガスが稜線を乗り越えて御殿場ルートの大砂走りに流れ落ちて行く様が見えるだけ。キツネみたいな犬に遭遇するなどして、下山。途中の六合目の小屋前のベンチで少し長めのお昼休憩を取り、駐車上に戻る。レストハウス前では報道関係の人が沢山いて、子供達はZIPの取材を受ける。
各家族、車に乗り込み一路横浜へ。帰宅後はK野家と夕食を兼ねた打ち上げ。なぜ二家族だけで打ち上げかと言うと・・・。体力的に余力のあるのがうちらだけだったから。みんな大人も子供もグロッキー。まあ自分も山始めたころは似たようなもんでしたから、よくわかります。いかに運動することが大切か。
普段体を動かしている人とそうでない人の差が歴然でしたね、今回のハイキングは。やはし継続は力なり。
■写真解説
�‖莪豌亳�底から見上げる宝永山。ガスで視界が悪いが、正面の稜線が「馬の背」で、右側のピークが宝永山の山頂。ちなみに写真に写っている人は全員今回の山行メンバー。相変わらずの大所帯っす。
��馬の背で見かけた通称「キツネ犬」。子供達が「あ、キツネがいる！」と騒いでいて、見たら犬でした。ガリガリに痩せ細ってて骨と皮状態。おそらく捨て犬なんだろうな。きっと帰らぬ主人を待ち続けているに違いない。こんな砂礫だけの高所に食べ物なんてあるはずもなく雨水だけで生きながらえているのか。それにしても何て悲しい目をしているのだろう。こっちまで悲しくなってくる。
�Ｊ�永山の山頂。ふーんって感じ。特に感動無し。まあそんなもんでしょう。
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